ダーティヒーロー【剣城京介】 ページ4
風に紺色の清流のような髪をなびかせ、白色のワンピースは完成された芸術のよう。青白い肌を下まで辿っていくと、最後にあるはずのもの。つまり足がなかった。
その人は、つい一ヶ月前に死んだ俺の義姉だった。
驚きすぎて口から出す言葉が喉に落ちていってしまった。
「ね、姉さん………？」
もともとコミニュケーションをとるのは苦手だったが、今回ばかりはこうなってしまっても仕方がないだろう。さすがに死んだ姉とコミニュケーションを取ろうとは思わない。
『会いに来ちゃった♪』
「はぁ！？」
昔から、A姉さんはこんな奴だったが死んでも会いに来るなんて……………………………
「これは、タチの悪い夢か？」
そう。きっとそうに違いない。だから、そこまで気にやむ必要はない。
『あつ、今夢じゃないのかって思ったでしょ？』
無視。ほっとけばいいんだ。どうせこれは夢。
『剣城京介く〜ん？』
こんな天気のいい日は兄さんと散歩に行こう。よし。準備を整え俺は靴を履いた。
『やっぱ、私なんかのこと、気にしてはないか』
寂しそうに呟く姿があまりにも寂しげで俺は思わず
「そんなことはない！」
と言ってしまった。
『マジ！超嬉しい！！！』
「A姉さん、で、なにが無念なんだ？」
『いや〜、昔の約束果たしてもらいたくて』
昔の約束……………？なんだそれ……。
『え？覚えてないの。酷くない！？」
仕方ないだろう。はっきり言ってA姉さんと話すことなんて少なかったんだから。
『あなたが、私の命を助けるって約束よ！』
「は？」
そりゃあ、こんな声も上げるだろう。
だってお前、死んでんだろ！？
作成中
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←天邪鬼 【不動明王】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
兎を追うアリス(プロフ) - 天月鉄さん» OK！リクエストありがとう(*^◯^*) (2016年8月1日 21時) (
レス) id: 1185d8e876 (このIDを非表示/違反報告)
天月鉄(プロフ) - 兎を追うアリスさん» マジか！じゃあ剣城リクしてもいい？？（＾◇＾） (2016年8月1日 20時) (レス) id: 5485d08d50 (このIDを非表示/違反報告)
兎を追うアリス(プロフ) - 天月鉄さん» いや、イナゴも〜 (2016年8月1日 20時) (レス) id: 1185d8e876 (このIDを非表示/違反報告)
天月鉄(プロフ) - 兎を追うアリスさん» おー！私も無所属！てか今回は無印のキャラonly？ (2016年8月1日 19時) (レス) id: 5485d08d50 (このIDを非表示/違反報告)
兎を追うアリス(プロフ) - 天月鉄さん» ありがと〜。部活入ってないから暇なもんでたくさん更新するぜ☆ (2016年8月1日 19時) (レス) id: 1185d8e876 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：兎を追うアリス | 作成日時：2016年7月31日 10時
