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「と、いう訳で本日外出してまいりました」
ジェイドがにっこりと笑ったまま話し終える
聞いていたエースたちは背筋が凍る思いだった
話し終わるまではとりあえず質問は無しにしてほしい
説明を始める前のジェイドはそう言っていた
なので途中からキャパオーバーを起こしていたデュースが真剣な顔で言う
「え、ええっと、つまり、テル先輩の親御さんたちは…」
「逮捕されました、僕たちの目の前で」
「それ、警察が来たらやったことを認めないんじゃないの？」
「おやおや、僕のユニーク魔法をお忘れですか？」
「ああ…なるほど」
前もって学園長の名で警察に通報
同時並行でジェイドたちがテルの実家に向かう
トレイとルークが最初にテルの学友だと話す
それからケイトがテルの怪我を写した写真を見せて証拠はあると煽る
それでも認めないのでジェイドに自白させつつ録音
激高して何かの攻撃魔法を使おうとしたのでリドルが封じる
その辺りで警察が到着
ヴィルが居る事で有名なプロのモデルが襲われかけているという事で現行犯逮捕
この流れを最初から狙って行ったという
改めて先輩たちは恐ろしいと分かる
相手が悪いはずなのに追い詰められすぎて哀れにすら思えて来た
そう思い、特に寮長絡みのエースデュースとエペルはぞっとする
そんな三人をさておいてセベクは至って冷静に聞いた
「それで、テル先輩の今後は？退学などにはならないのですか？」
「ああ、それは大丈夫ですよ。学園長が対応してくれています」
監督生がこういう時は対応が早い…と呆れ交じりに呟いた
テルの今後の扱いは他の生徒と変わらず、回復したら元の生活に戻れる
万が一の身元引受人にトレインが名乗り出たからだった
養子にするという訳でも無いが書類上の緊急連絡先はトレインになる
トレインとテルの間にこれといった関係は無い
特別仲が良い訳でもなく当然血縁も無い
だがトレインは後悔していた
テルからの連絡が途絶えてリドルから相談を受けた時の発言が理由だ
とにかく実家に乗り込もうと言うクルーウェルを止め、帰るまで待とうと言った
止めるよりどうにか理由を考えて実家に訪問する方が良かった
結果、今回のように生徒任せになり解決まで何もできていない
そう思ったトレインが自ら進んで手を上げた
落ち込んだ姿にさすがのクルーウェルとバルガスも励ましに回ったらしい
「トレイン先生が保護者代わりになるならなんだか安心だね！」
色々と衝撃を受ける一年生の中でもオルトは笑顔でそう言った
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共喰い@誰か・・・私に宿題の答えを・・・・(プロフ) - な、なんだこの神作品は・・・！更新頑張って下さい！ (8月10日 19時) (
レス) @page1 id: 6f0674a1a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とことこ | 作成日時：2023年7月14日 19時
