工藤のあいぼう【名探偵コナン】

じゅう！ ページ11

side自分

平次たちとは別れ、毛利事務所に向かっている途中、新一が口を開く


「そういえば、明日キッドが鈴木財閥のお宝を盗み来るんだが…
もちろん来るよな？」



『え…』

『まあ行ってもいいけど…』

「決まりだな」

＿＿＿＿＿


『ね〜ほんとに来るの？』

「奴は絶対くる。いや、もういるかもしれねーな」

『あれ…快斗、何してんの？』

「おう、買い出し頼まれてよ。Aは？」

『あ〜…ちょっときて』





「なんだ？」

『キッドが来るって言うから新一と来たんだけど…』

「…？ここのお宝は取る予定ねーぞ？」

『だよね…』

「おーい話終わったか？」

『あ、うん』




「ｷｬｱｱｱ！！キッド様よ！！」

『え、？』


「お宝はいただきましたよ。中森警部」

「では…」


「待て怪盗キッドおおおお！！！お前ら何をしている捕まえろ！！」


「Aこっち！」

『あ、うん！』






『うわわ…これ大丈夫なの！？絶対二人用に作られてないしわわわ！！！』

『新一ぃぃぃ！！！』

「じっとしてろ！落ちるぞ！！」

『わああ！！！』







「私を本気にしたボウヤが悪いのよ？」

「あと、後ろの子かわいいわね♡また会いましょ〜！！」

「あ！待て！！！」


「ﾁっ」




「大丈夫か、A」

『大丈夫なわけないし』

『あんなスピード出すの意味わかんないし』

『橋の上走るとかわけわかんないし』

『いつか絶対死ぬし』

「悪りぃ悪りぃ…ちと夢中になっちまったな」

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