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教育(太宰さん15歳時) ページ6

太「僕はそんなに暇じゃないんだけど」






中「あぁ!?うっせぇな!俺もお前となんざ御免だよ!!!」






太「あー、五月蝿い五月蝿い。これだから蛞蝓は」






中「あ"?」







幹部から任された書類を片付けていると、扉の前からそんな声が聴こえてくる。
きっと声の主は、最近"羊"から引き抜いたらしき中原中也さんだろう。


とても、優秀な人なんだろうな。







そんなことを考えていると、扉が開く音とともに二人が入ってくる。
太宰幹部の目線は私に注がれており、ポツリと「手が止まっているね」と声を漏らす。



あ、と思ったときにはもう遅く、頬すれすれに何かが通ったかと思うとともに後ろの窓ガラスが割れた音がする。
目の前の太宰幹部の手には拳銃が握られていて、横にいる中原さんが驚いた目線をこちらに注ぐ。






『あ…』






太「仕事をせずに盗み聞きかい?随分と偉くなったじゃないか」






『い、いえ、そんなことは、決して』






太「言い訳?…はぁ、立って。今すぐ彼処に」







彼処、私が幹部から"教育"を受けるところ。
嫌だ。いきたくない。あんな場所に、



血の気が引くのがわかる。目からはついに涙まで溢れてきてしまった。







中「おい、お前」







太「中也は黙ってて。あぁ、今日の仕事は君一人で行ってくれ。僕にはやることが出来たからね。」






中原さんが釈然としない顔で出ていこうとするのがわかる。
その目線はこちらに注がれており、心配そうに見てくれていた。

その瞳を見てしまったからか、不意に口から声が漏れる。







『や、ゃだ、。たすけ「A?」







中「…?」







幹部に遮られ、言葉をとぎらす。
私の声は小さかったのか少し遠くにいる彼には聞こえなかったようで、そのまま部屋を出ていってしまった。

部屋に残されたのは、いつにもまして笑顔の太宰幹部と私だけ。





顔を上げると、そのまま目が合う。怖い。





太「A、今なんて言おうとしたの?」

お話→←さん



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タタリ - 太宰さん、カッケー!!!! (5月15日 19時) (レス) id: 6915327b77 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 更新待ってます、!!! (5月9日 22時) (レス) id: b2646c1f36 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 更新待ってます✨ (2023年4月14日 0時) (レス) @page9 id: 9ee3f46ef7 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - だざむこわ、、すき、、 (2023年4月10日 18時) (レス) @page8 id: 6725d401be (このIDを非表示/違反報告)
だば - はじまりから好みです!教育って何してるんだろって想像しちゃいます…エッな方とか…なんかすみません (2023年4月10日 1時) (レス) @page8 id: cbd649de02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あめん | 作成日時:2023年4月7日 1時

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