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そらるside
まさかこんなに早くあの2匹がやられるとはな、、
まあnqrseに至っては使い物にならない状態だったし無理もないのかもしれない。
「お前の部下はどうした、？」
「nqrseは元々瀕死やったし、めいちゃんは俺の事殺せないもん。ま、俺もめいちゃんのこと殺してないんやけど〜」
茶髪がluzを殺せないことは分かっていた。結局は仲間だ、はなから殺してくれることまで望んではいない。
だがめいちゃんはもう少し足止めできると思っていたんだがな。読みが外れたか、。
「あらきさんのことトドメ刺そうとしたら、アッサリ引いてくれたよ。めいちゃんはあーゆー優しいとこがダメなんよ、」
「成程、お前がとことん俺にとって気に食わない奴だと言うことは分かった」
「ふーん、そんなこと言っちゃっていいの？A助けられるの多分俺だけやけど？」
先程から此奴が簡単に口にする、彼女を助けるという言葉を信用する気は無い。
、、無いのだが、吸血鬼にも縋りたい程の状況だった。
このままでは間違いなくAは死ぬ。助かる手立てはゼロに等しい。それならば、いっその事此奴に縋ってみるのも手なのかもしれないと、そんな考えが頭をよぎる。
いや待て、もしそれで彼女が意識を取り戻す事は無く、永遠に吸血鬼共の餌として、、いや増力薬として利用されることになった場合、俺はどうするんだ。償っても償いきれないだろう。
「何で敵様の言うこと信用できると思ってんだ？」
「えー、ホントなのに〜」
焦る俺とは対称的に、此奴は余裕の表情だ。
luzにとってもAは生かしたい存在の筈だ、でも吸血鬼の″生きる″という感覚を人間の尺度で図ることは出来ない。
「ま、」と言葉を続けるluzに意識を戻した。
「勿論代償無く生き永らえることなんてできんよ、Aはこの先人間として生きることは出来ない」
「、、は、？」
嗚呼、どうして俺はこの時、此奴の言葉に耳を傾けてしまったのだろうか。
どうして俺は聞き返してしまったのだろうか。
此奴が言っている言葉の意味も、その先の言葉も、全て分かっていたと言うのに、
聞いたら、確信してしまったら戻ることなんて出来やしないのに、、、
「俺らとおんなじ、吸血鬼になるってこと」
願わくば、この悪夢から目を覚ましたかった。
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vt4966cjdf(プロフ) - すごく面白いです！！更新頑張ってください😤 (5月26日 21時) (
レス) @page15 id: 48ea68b868 (このIDを非表示/違反報告)
べあ - 吸血鬼になるとは想像つかなかったです…展開が読めなくて毎話わくわくしながら読んでます！ (2023年1月20日 9時) (レス) @page15 id: b2e7b104f0 (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで励みになります。ゆっくり更新ですがよろしくお願いします、！ (2023年1月16日 0時) (レス) @page14 id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - どのお話もめっちゃ面白くて毎回楽しく読ませていただいています...！これからも更新頑張ってください！！ (2023年1月14日 10時) (レス) @page13 id: da5fff30a0 (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - べあさん» そう言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます！ (2022年12月4日 9時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とこ | 作成日時：2022年9月21日 23時
