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武器を構えながら、そう言えば他の3人は大丈夫なのだろうかと考える。咄嗟で自分のことしか考えていなかった。
でもめいちゃんの話を聞く限り、今回も吸血鬼達の目的は私だし、他にも仲間がいるのなら私の所へ来てパパっと連れ帰る方が効率がいいに決まってる。
戦闘好きの彼等の事だ、それでも敢えて個別で闘うという選択をとる可能性もあるけれど。
『ねえ、今日は仲間はいないの？』
「うんそうだよ！この前Aのとこ行ったのをnqrseにチクられてさー、この前の分も働いてこいって言われちゃったあ、」
眉尻を下げながら、ズーンという効果音でも聞こえて来そうな表情をする。
『そうなんだ、戦闘好きなアンタ達の事だし、待機の方が辛いんじゃない？』
「んー、俺は戦闘好きって訳じゃ無いんだよねー、だから俺にとっては立派な罰だよ、」
此奴ホントに吸血鬼か？と、もう何回思ったか分からないことを思う。
人間が好きだの仲良くしたいだの言っていたことを嘘だと思っていた訳では無いが、戦闘好きじゃないなんて驚きだ。
赤髪、ピンク髪、此奴の3匹の中で誰が1番強いかは分からないけれど、目の前の吸血鬼はあんまり強い訳では無いのだろうか？
油断している訳では無いのだが、どうしても此奴相手だと気が緩んでしまう。本当にやりにくい、。
「ってことだからさ！良かったら同意の元で着いてきてくれると嬉しいな！」
『はあ？馬鹿なの？私の居場所は仲間の所にしかないから。』
「至れり尽くせりで何でもするのにー」
その言葉を聞いて、思わずハッと鼻で笑ってしまう。
今一度すーちゃんを握り直して、笑顔の吸血鬼を睨みつける。
『何でも？死ねと言えば死んでくれるの？ふざけるのも大概にしてよね、』
脚に力を入れて地面を思い切り蹴る。目いっぱい大鎌を振りかぶった。
振り下ろそうとした時、左手に衝撃が走る。思わず手を離してしまい、上手く攻撃することは出来なかった。
左手を見やるが赤くなっているだけで生傷は無い。峰打ちだろうか？切ることも可能なのにそうしないとは、出来れば傷付けたく無いというのは本当らしい。
「その武器、まだ使いこなせてないでしょー！無駄な動きが多いもん」
『っ！うるさいっ！！！』
図星を刺され、イラついた私は大声を張ってしまった。
感情に任せて攻撃をしようとした時、私とめいちゃんの間に割って入る人物。
「A、落ち着け」
『、、隊長、』
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とこ(プロフ) - こゆきさん» 嬉しいです、ありがとうございます！遅くなり申し訳ないです、続編もよろしくお願いします。 (2022年9月22日 11時) (
レス) @page50 id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - ばななさん» わざわざログインして頂き、嬉しいです、！ありがとうございます。遅くなりましたが、続編もよろしくお願いします。 (2022年9月22日 10時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - ちょこさん» ありがとうございます、お待たせしてすみませんでした、。 (2022年9月22日 10時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 続編待ってます… (2022年8月6日 23時) (レス) @page50 id: b05dbfc063 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - めちゃくちゃ面白い！！！普通にハマったw (2022年4月27日 17時) (レス) @page50 id: 405c20d148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とこ | 作成日時：2021年6月6日 17時
