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いつもの如くジリリリリと鳴る放送に夢から引き戻される。目を開くとコンクリートの天井。窓の外では今にも太陽が沈みそうで、夕陽によって空が綺麗なオレンジに染まっていた。
いつもと何ら変わりない毎日。
サッと支度をして部屋を出る。
隣の部屋から出てくる彼が今日は居ない。いつも一緒に向かいの部屋の坂田を起こすのだけれど、その向かいの部屋に居る筈の寝坊常習犯も今日は居ない。
いつもと違うことに少し違和感を感じながら食堂の扉を開くとセンラと志麻しか居なかった。こんなに食堂って広かったっけ？
『おはよ、なんか寂しいね。』
ギイっと音を鳴らしながら椅子を引き、いつも通りセンラの横に腰を下ろす。
「4人も一気に重症なんてこと無かったからなぁ、」
「ま、こんな日があってもええやろ。いつもが煩すぎんねん。」
『えー、志麻冷めすぎー。』
「ええからはよ食うで。」と紫の彼に言われて手を合わせる。
三人だけではあるがいつも通り話しながら食べ進めた。
「一応報告やっとく？」
三人の前のお皿は空になっており、隊長も副隊長も居ない今、報告会をどうするか微妙な空気になる。しかも三人しか居ないのに報告する意味あるのかな。
『なんかあるなら一応する？無いなら解散でいいんじゃない？』
「まあ出動命令出たら三人しか行ける奴おらんし、もし放送入ったら俺等が行くんは確定やから、それだけ頭入れとけばええんちゃう？」
「センラの言う通りやな。後は何かあったら収集掛かるやろ。」
『じゃあ、これで解散でいっか。』
何だか慣れないご飯の時間に違和感を感じながらも食堂を後にした。
迷うことなく私が向かったのは鍛錬室。
当たり前だが先客なんて居る訳もなく、私が一番乗りだ。軽く身体を動かしつつ、ゴム製の武器を手に取る。
本格的に鍛錬をやるのは久しぶりだな、と激しく身体を動かせることに少しわくわくしながらゴム製の短剣を指でくるくる回す。
ホロの設定時間を取り敢えず30分に設定して、目の前に現れたホロ達を次々と倒した。
あっという間に30分経ち、思ったより鈍ってないなと思いながら手をグッパッと握ったり開いたりする。
いつもより疲れた感じはするが、まあすぐに体力も戻るだろう。
『話なら後でいい？』
後ろを振り向かずともそこに居るのがまふだと言うことは分かる。
彼の返答を待ちながら短剣を銃に持ち替えた。
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とこ(プロフ) - 七星さん» そんな風に言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます！続編もよろしくお願いします (2021年6月6日 17時) (
レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - Haoto-ハオトさん» ありがとうございます！嬉しい限りです、 (2021年6月6日 17時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - 瑠海那さん» ありがとうございます、続編もよろしくお願いします！ (2021年6月6日 17時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
七星 - 久々にこんなに面白い話に出会いました…!!!!!ゆっくりでも良いので続編お待ちしております。 (2021年6月6日 16時) (レス) id: f91053f6f0 (このIDを非表示/違反報告)
Haoto-ハオト(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！続編も頑張ってください！！応援します！！ (2021年6月6日 2時) (レス) id: 17268be681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とこ | 作成日時：2020年6月7日 20時
