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直ぐにやってきた医療チームの人が手際良く点滴やら心音を測る機械やらを付けていく。
少し離れた所で志麻とそれを見ていた。
「何をそんなに言い合っとったん？」
やっぱり聞こえてたんだと思うと同時に、あんな所を見られたことの恥ずかしさも込み上げてくる。
『私もよく分かんない、。』
「お前は難しく考え過ぎや、気楽に行けばええねん。」
『それが難しい、』
そうこうしている内に終わったらしく救護室を出て行く医療チームの人とお互いに軽く会釈をする。
ベッドの上の彼を見るとまだムスッとしていて、とてもじゃないが話しかけられる雰囲気では無い。
「私うらたさん達に伝えてくるね、」と言い部屋を後にした。
隣の部屋の扉を開ければ話が聞こえていたのか「まふまふ大丈夫そう？」とうらたさんに聞かれる。
『はい、大丈夫そうです。』
「まふくんの顔見に行って来るわ、じゃーな坂田。今の内に沢山寝ときー。」
「俺も行く！」
「お前は足やってんだから寝てろアホ。」
うらたさんに頭をべしっと叩かれている坂田を見て苦笑いする。まだアームホルダーで腕を支えているセンラとうらたさんが此方に歩いて来て部屋を出た。
「A行かへんの？」
『あー、私はさっき行ったからいいや。』
言い合いをした後で二人で話すならまだしも、皆がいるのに話せる訳もないし気まずいだけだ。
少し頭を冷やそうと自室へと戻った。
椅子に腰を掛ける。
こうやって私が困ってる時いつもタイミング良く隊長が来て話を聞いてくれるし、解決してくれる。
でも今はそういう訳にもいかないから、自分で解決しなくてはならない。それに隊長に頼るのは辞めると決めたのに、心のどこかで頼っているところがあると気付いて落ち込む。
まふの言いたいことがよく分からない。
確かに何だかんだで隊長に頼ってしまう所があるのは否めないが、特別扱いをしている訳では無い。
隊長のとこに居たからそう思ったのかな。
彼の傍に居たのは、ただ単に心配していたからだけでは無いのだ。勿論、目を覚まさないことに心配ではあるが、あんなに強い隊長のことだ。目を覚ますに決まってる、と何処かで思い込んでいる。
そうでは無くて、彼の傍にいると色々と考えられるのだ。自分のことや、これからどうすれば良いかとか。実際に話していなくても隊長ならこう言うかな、とか。
まあそれが特別扱いだと言うのなら、私は何も言えないのだけれど。
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とこ(プロフ) - 七星さん» そんな風に言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます！続編もよろしくお願いします (2021年6月6日 17時) (
レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - Haoto-ハオトさん» ありがとうございます！嬉しい限りです、 (2021年6月6日 17時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - 瑠海那さん» ありがとうございます、続編もよろしくお願いします！ (2021年6月6日 17時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
七星 - 久々にこんなに面白い話に出会いました…!!!!!ゆっくりでも良いので続編お待ちしております。 (2021年6月6日 16時) (レス) id: f91053f6f0 (このIDを非表示/違反報告)
Haoto-ハオト(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！続編も頑張ってください！！応援します！！ (2021年6月6日 2時) (レス) id: 17268be681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とこ | 作成日時：2020年6月7日 20時
