変化 ページ13
〜魔理沙side〜
Aが見つからない。
それを幽々子から聞いたときは驚いた。
あいつは素直なやつだ。
初めて会ったときから、おっちょこちょいで、
誰かが居ないと何も出来ない。
でもあいつの何処か不思議な魅力に、
自然と皆集まってくる。霊夢もそうだ。
その霊夢だって…、
『…アイツは変なやつだけど嫌いじゃないわね』
そういってくれてたのに。
アイツは馴染めていると思ったのに。
…私の単なる思い違いか？
勘違いなのか？
魔理沙「…クソッ！」
舌打ちしながら、静かな部屋で悪態をつく。
机を叩いたので、
ボン！と大きな音がして、うるさい。
でも、
それよりも
心臓がうるさい。
何処なんだよ、A。
いったいどこに居るんだよ。
誰か居ないと何も出来ないのは
…私だっておんなじなんだよッ…！！
？？「連れてってあげるわよ？」
…誰だ？
サラサラの金髪。
胸元を大きく開けた紫色のドレスに、
ふわふわしてるナイトキャップの様な帽子。
魔理沙「…紫か。」
紫「どーも★皆のあいどるゆかりんよ★」
ムカつくピースをしながらこちらに向かってそう言うと、笑顔で言う。
紫「あの子を探しているんでしょう？連れてってあげるわ、あの子の所へ」
魔理沙「…、どこにいるかわかるのか？」
紫「まあね。あの子弱味につけこまれてるっているのよ、考えるより行動しちゃうタイプだからねぇ、恐らく…」
魔理沙「トモダチに、会いたいか。」
紫「！！」
心底ビックリしてるなぁ？
なんでわかったんだろうな？
紫ではない化け物さん！
紫？「バレただと！？」
そりゃあ、バレるさ。
魔理沙「随分精巧にコピーしてるけど、まだまだだな、あいつに化けるにしては図々しさが足りないぜ」
紫？「くっ…！」
偽の紫が唇を噛み締める。
魔理沙「お前が、アイツを…、Aをそそのかしたのか？」
ゆっくりと。
歩いていき。
相手に近寄る。
紫？「！来るな！」
細長いビームのような弾幕が、私の足や腕を擦っていく。
速い。
ずっと当たってたら、やられる。
…けど。
魔理沙「遅いな」
ｻﾞｯ
紫？「ッ！！？」
魔理沙「私より速く弾幕打ちたいなら、あの天狗くらいに速くないといけないんだぜ？…残念だったな、「《恋符》マスタースパーク』！」
ﾋﾟﾁｭｰﾝ←
妖怪「うわぁぁああぁぁあ！！」
…私の敵じゃない。
とりあえずとっとと縛り上げて、
Aの居場所、聞き出すか。
待ってろよ、A。
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しば丸(プロフ) - のんさん» え！ありがとうございます！必死に書いてますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2017年12月20日 17時) (
レス) id: 15452e1de6 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 今回も、すごく面白かったです！一回見たらとまらなくて、すっかりはまってしまいました。明日も楽しみに待ってます(*´∀｀) (2017年12月19日 21時) (レス) id: 0f1b2b0da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しば丸 | 作成日時：2017年12月17日 21時
