86.かれらは確かにそうだった ページ37
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まさか小学生のわたしにジュースを奢り駄弁りにきただけなんて考え難い。
それでイエスなんて答えたらロリコンのレッテルが貼られてしまうだろう。
わたしの切り返しに、夜蛾先生は一瞬息を詰まらせた後大きく息を吐いた。
「用事……と呼べるものはない。
悟がAを待たせていると聞いて様子を見にきただけだ」
「………」
んんん？？？
待って、それじゃあただの心配性のお人好しじゃん。この人の良心を疑ってロリコンなんていったわたしが恥ずかしくなる。
＿＿＿＿、、、ん、これぐらい面倒みがよくないと、教師なんてなれないか、、。
罪悪感のせいで引き攣った顔でお礼を言ってしまった。
疑って申し訳ない。
「……A、悟とは話せているのか」
「悟くんとは仲がいいと思いますよ？
悟くんが軽いってのもありますけど、……喧嘩なんて喧嘩は一度もしてないし」
この前みたくブチギレられることはあるけど。
「それもそうだが……。
そうじゃない。＜前＞のこと。悟には話したのか」
「…………、……。」
前、、、は、前世のことを。わたしが転生体だということを指しているのか。
すっと心が冷えて行くのを感じた。
咄嗟に周囲の気配を探る。伊知地さんも今日はもう誰もここを使わないと言っていたように、周囲には誰もいなかった。
「……聞かれてないから、何も」
「何も？？」
「うん。何も話してない。聞かれたら、そこそこには話すけど………。あまりいい記憶ばかりじゃないから」
だから聞かれなければ話す気にもなれない。
聞かれても、語りたくはない。
「……そうか。
だがあえていう。悟が言わないなら尚更だ
＿＿＿＿お前は前世で何をしていたんだ」
きっとこの踏み込みも、この人の優しさなのだろう。
けれどこの優しさはわたしに向けた優しさじゃない。何も聞けずにいる五条悟のための優しさだ。
少しため息をついて、ノートパソコンを閉じて膝からローテブルに移す。
「今と、、、あまり変わらないことをしてました」
もらったばかりのジュースで乾いた喉を潤そうとしたけれど、甘ったるくて余計に渇きを感じた。
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rion20051222(プロフ) - 千手皎天汰炮の詠唱が脳内で勝手に浦原さんボイスで再生されます。😇女の子が言ってはずなのに、、この作品めっちゃ好きです。BLEACHと呪術廻戦めっちゃ好きなのでコラボ？クロスオーバー？の作品が見られてとても嬉しいです。☺️応援してます。🥰 (2022年11月12日 18時) (
レス) @page26 id: bb474d7fe4 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 綴さん» 藍染推しがいてむっちゃ嬉しい笑。藍染を喋らすのに難しすぎていつも頭抱えてるので、言葉遣いが好きって言っていただけて嬉しいです。出張った藍染楽しみにしていてください！ (2022年8月18日 12時) (レス) id: 153811d407 (このIDを非表示/違反報告)
綴(プロフ) - 藍染惣右介が出張ってるの好きです。朱鷺さんの作品の雰囲気や言葉遣いが好きです。これからも応援してます。 (2022年8月17日 15時) (レス) id: 5b5b2f3cf9 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！地道に頑張ります (2022年8月15日 17時) (レス) @page42 id: 153811d407 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - すごく面白かったです。とても続きが気になります…。もう更新されないのでしょうか？？更新されることを心より祈っています^ ^ (2022年7月15日 6時) (レス) id: 6d37357eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鷺
| 作成日時：2021年9月6日 16時
