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「快適…。」
すやすやと眠りについていたら、ガサゴソと音が聞こえ出した。
目を開けると眼前いっぱいにひーくんの顔。
「っ!!びっ、くりした。」
「こっちの方がびっくりしたわ。
夜中に目覚めたら彼女が腕の中にいねーし。」
不貞腐れたように口がとんがっている。
口をつまみながら返事をする。
「可愛いね、ひーくん。
暑いからここで寝る?」
「Aいねぇと寝れないからここで寝る。」
ギュウギュウとシングルサイズのマットに詰めてくる。
涼しいとは言え、狭いし暑苦しい。
「ひーくん自分のマットとってきなよ。
というか、ソファーで寝たら?」
「や。こうやって寝る。」
「えぇ、もう…。」
私が何言おうがお構いなし。
大きな体で包むようにして再び寝息を立て始めた。
「仕方ないから今日だけだよ。」
起きている時とは違うあどけなさを含んだ彼の額に触れるだけのキスを落とした。
いい夢が見れますように。
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作者名:ミヤ | 作成日時:2023年7月26日 21時