テニス少女は“Ｌの一族”の娘でした【テニプリ×ルパンの娘】 (ページ10)

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華「私は普通の人がいいの。普通の人になって大好きな人と結婚してみたかったのに…」

私も出来ることなら普通の家庭に生まれたかったです。

まあ、今となっては諦めていますが、やっぱり普通に憧れます。

考えても仕方がないですね。

さてと、トラフグでも食べますかね。

箸を持ってトラフグを食べようとしたその時…

渉「ゴホッ！ゴホッ！」

部屋から、苦しそうに咳をした兄さんが出てきた。

尊「渉。髪伸びたな。」

マツ「あれ？毒抜けてなかったんかな？おい渉大丈夫か！？」

兄さん…ドンマイです。

わたしのは毒抜きがちゃんとされていますように。

トラフグを口に運ぶ。

涙「……うん、美味しいですね」

よかった、ちゃんとされていました。

華「何でなの…。何でこんなに私…」

悦子「やっぱり美味しいわね、トラフグは。でもあなた、これを焼いて食べたら…」

尊「もっと美味いな。よし炭火を頂いてこよう」

お父さんはまた家を出て行った。

また盗みに行くんですね…。炭火くらい自分で買ってくればいいと思うのですが。

華「こんな家に生まれたんじゃ一生結婚なんてできない。もうこんな家嫌！！」

姉さん…。

わたしも心配になって来ました。

わたしは普通の中学生活を送れるのでしょうか。