テニス少女は“Ｌの一族”の娘でした【テニプリ×ルパンの娘】 (ページ14)

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side ＮＯ

司会『新入生代表、三雲涙』

涙「はい」

会場に凛とした声が響き渡る。

少女は壇上へ向かって歩き出した。

モブ「なあ、あの新入生代表の子めっちゃ可愛いくね？」

モブ「それな！モデルとかなんかなんじゃね？」

モブ「あの顔とスタイルで１年生とか凄いよね」

モブ「確かに！なんか色気が凄い」

モブ「俺、あとで声かけてみようかな！」

モブ「ずるいぞ！俺が先に声をかける！」

会場中からちらほらとそんな声が聞こえてくる。

すると少女が壇上へと上がると、深く頭を下げた。

涙「暖かな春の光に誘われて桜のつぼみも膨らみ始めた今日の良き日…」

少女が話を始めると先ほどまで騒がしかった会場が一気に静かになる。

涙「ーーー新入生代表、三雲涙」

少女が話終わり一礼をすると、会場中から拍手に包まれる。

side ＮＯ終了

side 涙

涙「ーーー新入生代表、三雲涙」

長々と代表の挨拶を読み上げ一礼をした。

すると、会場中から拍手に包まれた。

わたしは、自分の席へ戻る。

それにしても随分と長い文を読まされましたね。

とても疲れてしまいました。

今日は、早く帰って休むことにしましょう。

司会『次は、在校生代表からの歓迎の言葉…』

式が終わるまであと少し、早く終わってほしいです。

司会『在校生代表、手塚国光」

手塚「はい」

聞き覚えのある名前と声が聞こえてきた。

その人が壇上へ立つと、２・３年生の方から悲鳴のようなものが聞こえてくる。

いや、貴方はどんだけモテているのですか。

そう思いながら、前を向いた。

手塚「ーーー在校生代表、手塚国光」

在校生代表の挨拶が終わると、会場中が拍手に包まれた。

代表の人が席に戻ると、校歌斉唱が行われた。

そして

司会『新入生、退場』

アナウンスとともに、新入生は会場を後にした。