もう一人の六年は組は、あたし 参

第百二話 ページ8

〜カナside〜

ドーンッ！！

氷上「ﾊｯ！爆発した…」

堤があった方から爆発した時の煙が見えた。そのお陰で堤の中にあった水が流れ出ているのだろうか、振動が起こっている…

氷上「後は、向こうから打たれてくる砲弾がどうなるのか…だな。」

中在家「私たちのやる事は終えた。後は待つだけ…」

立花「あぁ、そうだな。」



次はどうするも何も無いが、六年生の間で一旦ここで待機するかどうかを話し合った。

氷上「よし、お前ら。皆の所に戻るぞ。その方がちょっとばかし危険だが、結果はよく見える。」

一年は組「はーい！！」

元気が良いのは別に構わないんだが、もう少し緊張感を持って欲しいと思う。こう思っているのは、あたしだけなのか？

まぁそうして、一年は組を先頭に皆の所にとりあえず戻った。




戻って、一緒にいた下級生は、あたしらが入っていた喜八郎の蛸壺に入れた。そして、あたしら三人はというと、下級生を入れてしまったため、入るところがなかった。

なので、外に出て様子を伺うことにした。あたしらは一応六年生な訳だから、ヘマでもしない限り大事にはならないだろうと、三人で判断した。

それから下級生の面倒は、兵助と三木ヱ門に任せたから、アホな行動をとっても止めてくれるはずだ。







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