５ ページ5
「何じゃねーよテメェ今朝俺のこと起こしに来なかっただろ………」
『は？』
いや起こしたわ。
忘れもしないわ
『はぁ？二度寝したんじゃないんですかぁ？？』
「んなわけねーだろが！二度寝どころか一回起きた記憶がねーんだアホが！」
え？何記憶喪失？
『いやいやいや。起こしたに決まってんだろ。６時過ぎに爆豪の部屋行ったわ』
「嘘つけ。起こされてねぇから遅刻しちまったんだろが！！」
こいつ…あんな姿見せたからって無かった事にしようとしてんのか？
『起こしに行ったっつってんでしょ。ていうか爆豪朝弱すぎない？w』
「あ”あ”？」
また鋭い睨み…こいつはホントもう…ホントもう爆殺卿って感じだ…
『だって朝さ、私が声かけたら爆豪、』
「ちょ。ちょっと待って！！！！！！！」
いきなり声を挟んできたのは
『緑谷くん？』
「んだよデク」
チッと舌打ち。どんだけ嫌いなんだか
「Aさんあの、あのさ、えっとぉ…ちょっとお話が…」
ちょっとキョドり気味だけど。
緑谷君とはたまに話したりするだけでそこまで仲がいいわけじゃない
「ハッ、キメェなクソナードが」
『爆豪うるさい。どしたの？』
ちょっとついてきて、と廊下呼び出された。
『何かお話でも？』
そう聞くと緑谷君はさっきのキョドリ具合から打って変わって
「かっちゃんの寝起き…見た？」
なんだそんなことか
『見たよ、なんか小さい子みたいになってた』
そう告げると緑谷君はやっぱり、とこぼしていた。
確か爆豪と緑谷君は幼馴染だったはず。
『やっぱり、ってことは昔から？』
「うん、そうなんだけど」
だけど………？
「かっちゃん、あれ、無自覚なんだ……」
『まっっっっじかよ』
話によると、昔から朝起きたては死ぬほど気が緩んでいるらしく。
あんな小さい子みたいな態度になったり、本音をぽろっとこぼしたこともあるらしい。
「本当に無自覚だから、かっちゃんが気づいたら立ち直れなくなっちゃうと思うんだよね…」
だから僕以外の人には言わないでね、と言われた。
『わ、わかった。』
これは
「ホントだよ！？誰にも言わないでね！」
これはこれは
『だいしょーぶだいじょーぶ。任せて』
面白い話を聞いたぞ‥‥‥‥‥‥
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1439人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小手鞠(プロフ) - 月桜さん» わ”ぁぁぁwありがとうございます！！w (2018年9月17日 7時) (
レス) id: 507b5d4fca (このIDを非表示/違反報告)
小手鞠(プロフ) - なづさん» ありがとうございます！楽しみに！楽しみになんてそんなっ…！ (2018年9月17日 7時) (レス) id: 507b5d4fca (このIDを非表示/違反報告)
月桜(プロフ) - 続編だやったネというか爆豪可愛すぎて６回位鼻血だした＼（＾ο＾）／ (2018年9月17日 1時) (レス) id: 94b49b0176 (このIDを非表示/違反報告)
なづ(プロフ) - わわわわ続編ありがとうございます！楽しみに待ってますねっ(*^^*) (2018年9月16日 20時) (レス) id: aeae5a505f (このIDを非表示/違反報告)
小手鞠(プロフ) - 桜酒さん» 血が･･･血が･･･wありがとうございます！w (2018年9月16日 9時) (レス) id: c88214cf95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小手鞠 | 作成日時：2018年9月7日 19時
