ついていけない７日目 ページ8
轟SIDE
「それは恋やと思う。」
いつも通り食堂で緑谷たちと昼飯食ってたらそんなことを言われた。
話は１０分前に遡るはず
「轟くん！隣いいかな？」
「お、緑谷。いいぞ。」
今日も蕎麦が美味い。やっぱり蕎麦はあったかくねぇやつが一番美味い。
「轟くん、そんなに毎日蕎麦ばかりを食べていたら、栄養が偏るんじゃあないか？」
「それ思った、轟くんいっつも蕎麦食べとるよね〜」
いつのまにか飯田と麗日も座っていた。
「そういう飯田だって毎日オレンジジュースばっか飲んでるよな」
「これはぼっ、俺にとってのエンジンだからな！」
「またお坊ちゃんみたいになっとるね！」
「麗日くん！」
あ。そういや今朝、Aに聞き忘れてたことがあったな。
今聞くか
A・・・いねぇな
食堂はめっちゃ広いが、Aはすぐに見つけられる。
普段から気づくと目で追ってるからな。
「なあ、Aってどこにいる？」
「え？Aちゃん？さっき教室でもぬけの殻みたいになっとったけど・・・」
「食堂内にはいないのかい？」
「探したがいねえ。Aはすぐにわかるから、間違いない。」
「なんで言い切れるの？」
緑谷が不思議そうにこちらを見ている。
「なんでだかしらねぇけど、入学した時からずっとAのこと目で追っちまうんだよ。」
だから、と言いながら蕎麦の皿を片付けに行った。
戻ってくると麗日に呼び止められた
「さっき、轟くん。”何でか知らんけど目で追っとる”っていっとったよね。」
「ああ、言ったな。」
「それは恋やと思う。」
緑谷はあー言っちゃったよ・・・って言ってるし、飯田がオレンジジュースを吹き出している。
「恋。か。」
朝考えていた、付き合うって話。
俺とAはお互いをどう思ってるのかって話。
少なくとも俺は
「あぁ。Aのこと、好きだな。」
今度は飯田の眼鏡が割れた。
「そうと決まれば善は急げ？やったかな。Aちゃんは教室におる!!行って来い!」
「おう」
俺は半ば追い出されるような形で食堂を後にした。
恋、とか好き、とか。俺はよくわかんねえ、けど。
「Aのこと守ってやりてぇし、もっと一緒にいたい。」
できるなら、ずっと一緒にいたい。
そういや飯田の眼鏡大丈夫だったのか。
気づくと教室の前についていた。中から物音が聞こえる。俺はどうしたいのか、俺は。
ドアを開けた。
「と、どろきくん・・・・」
「お。A。麗日の言ってた通りだな。」
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ゆうゆ(プロフ) - 最高うううううう！！作者さん神いいいいいいい！！ (2023年3月26日 23時) (
レス) @page17 id: 3bd7384eef (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - ぁぁぁぁ轟くんがぁぁぁぁ幸せです。ありがとうごさいますぅぅ (2020年6月26日 20時) (レス) id: b98234d0b1 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 轟いいぃぃぃぃいぃぃい (2019年1月6日 22時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
小手鞠(プロフ) - フユキさん» なるほど！わかりやすい説明ありがとうございました！人気・・・うれしい・・・ (2018年9月2日 0時) (レス) id: 507b5d4fca (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - もう他の方が言ったかもしれませんが、順位とは閲覧数や評価などで星の数ほどある小説から500位内に入りましたよ。人気ですよ。って感じのやつです（多分） (2018年8月31日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ときいんぐ | 作成日時：2018年8月24日 11時
