ついていけない６日目 ページ6
ASIDE
現在、昼休み。
午前中の授業は散々だった。
覚えられない、解けない、当てられても解けない。
確実に『今朝』のことを引きずっている。
『俺のこと、好きか？』
頭の中で何回も繰り返される・・・
知り合って一ヶ月。喋るようになったのも日が浅い、浅すぎる。
・・・切
なんであんなに距離をいきなり詰めてきたのかもわからない。
・・・ざ切・・・・・
この気持ちを好きと断定するにはまだ・・・
「風切！！」
「ぅっあ！はい！」
相澤先生に呼ばれていた。
何回目だとか、聞いてないのかとか言ってるし、どうやら私は先生の呼びかけをスルーしていたようだ。
「はぁ・・・・風切。お前何があったのかは知らんが、授業ぐらいちゃんと受けろ。
これやって放課後までに提出な。」
そう言って差し出されたのはプリント・・・英語のだ。
左下に『授業の振り返りだぜ！YEAHH!!』
と書かれていた。マイク先生らしいな。
きっとクラス内で１、２を争う出来の悪さだったから配られたんだろう・・・これも轟くんのせいだ・・・
なんか今日は食欲ないし、お昼ご飯はいいや・・・
このプリントやっちゃおう。
騒ぎ声が遠くから聞こえる。
プリントと睨み合うこと５分。だめだ分からん。
授業中の内容の応用問題だったから全くわからん。
「これは頭のいい子に聞くしかないな・・・」
やおもも、飯田くんあたりかな。緑谷くんでもいいかもしれない、でもみんないないしなぁ・・・
あとは・・・
「轟くん、か。」
変に意識してしまう。向こうはなんとも思ってないのか、授業も普通に受けてたっぽかった。
あの天然・・・多分「好きな食べ物は？」的なノリで聞いてきたんだろうな・・・
とりあえず食堂に行けば誰かしらいるはず。
そう思って立ち上がった瞬間、バリアフリーの巨大ドアが開いた。
そこにいたのは
「と、どろきくん・・・・」
「お。A。麗日の言ってた通りだな。」
偶然にしては出来すぎたこの境遇を前に、私はただ固まる事しかできなかった。
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ゆうゆ(プロフ) - 最高うううううう！！作者さん神いいいいいいい！！ (2023年3月26日 23時) (
レス) @page17 id: 3bd7384eef (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - ぁぁぁぁ轟くんがぁぁぁぁ幸せです。ありがとうごさいますぅぅ (2020年6月26日 20時) (レス) id: b98234d0b1 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 轟いいぃぃぃぃいぃぃい (2019年1月6日 22時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
小手鞠(プロフ) - フユキさん» なるほど！わかりやすい説明ありがとうございました！人気・・・うれしい・・・ (2018年9月2日 0時) (レス) id: 507b5d4fca (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - もう他の方が言ったかもしれませんが、順位とは閲覧数や評価などで星の数ほどある小説から500位内に入りましたよ。人気ですよ。って感じのやつです（多分） (2018年8月31日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ときいんぐ | 作成日時：2018年8月24日 11時
