ついていけない３日目 ページ3
昨日は散々だった・・・とか言っていたけど、今もなかなか散々だ。
結局手は解いてもらえなかったし、校門前にいたミッドナイト先生に全てを悟った目をされた。
いや別に悟られるようなことしてませんて。
「さすがに！こっからは手、解いてもらえる？」
「わかった。」
やっとわかってくれた。道中何回言っても全然聞いてくれなかったのに・・・
「そうだよな。片手じゃ靴履き替えづらいからな。」
違うのぉぉぉぉ・・・そうじゃないけどまあいっか・・・
靴を履き替え、一歩進むと後方から
「手は・・・？」
という悲しげな声が聞こえた。
振り返ってみれば轟くんがこちらに手を差し伸べていた。
「ツナグヒツヨウアリマスカ？」
思わずカタコトになってしまった。
「俺が幸せだから・・・」
何言ってんだこの人
「何言ってんだこの人」
・・・つい口に出してしまった。
「そうか・・・わりぃ」
と、さすがに食い下がってくれたものの、なんか雨に濡れた子犬を見捨てたみたいな気分になった。
「・・・・」
もう一度轟くんの方を見る。
「手・・・やめてって言ったら離してくれるなら・・・いいよ・・・」
「！！」
めっちゃ目がキラキラしてる。A、いいのか？いいのか？って聞きながら手を両手で握ってくる。
「教室の手前までなら・・・」
昨日の女子組の質問攻めにはもう嫌だから・・・
「じゃあ行くか。」
「ぇっ、あ、う、うん」
教室に向かって２歩ほど進んだところで、入り口の方から音がした。
瞬時に振り返るとそこには。
「あ・・・Aちゃん・・・あはは・・・」
「うぉ・・・ごめん・・・」
「ごめたんごめたん！邪魔するつもりはなかったの！」
「風切さん！これは、そのー・・・」
「轟ちゃんったら大胆ね。ケロケロ」
「Aちゃんもしかして・・・付き合っとるん・・・？」
なんとA組女子が勢ぞろいしていた。
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ゆうゆ(プロフ) - 最高うううううう！！作者さん神いいいいいいい！！ (2023年3月26日 23時) (
レス) @page17 id: 3bd7384eef (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - ぁぁぁぁ轟くんがぁぁぁぁ幸せです。ありがとうごさいますぅぅ (2020年6月26日 20時) (レス) id: b98234d0b1 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 轟いいぃぃぃぃいぃぃい (2019年1月6日 22時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
小手鞠(プロフ) - フユキさん» なるほど！わかりやすい説明ありがとうございました！人気・・・うれしい・・・ (2018年9月2日 0時) (レス) id: 507b5d4fca (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - もう他の方が言ったかもしれませんが、順位とは閲覧数や評価などで星の数ほどある小説から500位内に入りましたよ。人気ですよ。って感じのやつです（多分） (2018年8月31日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ときいんぐ | 作成日時：2018年8月24日 11時
