ついていけない１０日目 ページ11
ASIDE
5時間目。なんとか終わらせた。
更衣室で色々言ったりしたから落ち着いたのかもしれないなぁ
ヒーローコスチュームの入った箱片手にひとりで教室に戻る。
さっきの授業で結構”個性”使ったからかな。ちょっとめまいが・・・・
まあいいや。次はさっきの授業の振り返りだし。
教室に戻ると、ガヤガヤと、６割ぐらいの生徒が戻っていた。
・・・喉乾いたな。
廊下に出て、食堂横の自販機を目指して歩く。
「わっ・・・」
曲がり角で大きな荷物とぶつかりそうになった。
抱えている人の頭をゆうに越すであろう荷物の山は、精密機械のようだった。
「重そうですね。持ちましょうか？」
と、声をかける。この人は何組かなあ。そんなことを考えていると、荷物の横から顔がひょこっと出てきた。
「わりぃ。A」
なんて偶然だ、いやもう奇跡か。
大荷物を抱えていた人・・改め、轟くんから２割ほどの荷物を受け取る。
「こんだけで大丈夫？」
「好きな奴にかっこいい所見せてぇからな。」
天然もここまで来ると怖い
それでもなかなか荷物が重いようで、轟くんの足取りが少しおぼつかない。
「ねえ、もっと持つよ・・・？」
「いや。大丈夫だ」
「轟！」
「お」
いつのまにか後ろに来ていた上鳴くんに気づいていなかったようで
「轟くん荷物!!!!!!」
驚いた拍子に轟くんの荷物の上の方がぐらついて、どんどん落ちてくる。
これ精密異界だよね落としたらやばいんじゃない！？
「っ！！！」
私の個性で落下速度を緩めて、地面に下ろす。
「驚かして悪かった！」
「ああ」
上鳴くんも悪気はなかったようだ。何より機械が壊れなくてよかった。
あ・・・・・個性使いすぎた。
その場に倒れこむ。
多分授業で使いすぎたのと今突発的に使ったからだなとか、そんなことがわかるのは後の話になる。
「A！！どうした！」
「うわ！風切！大丈夫か！」
誰かに抱えられているような感覚。
最後に見えたのは、赤色と白色だった。
そこで意識がプツンと切れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 574人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうゆ(プロフ) - 最高うううううう！！作者さん神いいいいいいい！！ (2023年3月26日 23時) (
レス) @page17 id: 3bd7384eef (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - ぁぁぁぁ轟くんがぁぁぁぁ幸せです。ありがとうごさいますぅぅ (2020年6月26日 20時) (レス) id: b98234d0b1 (このIDを非表示/違反報告)
エレン - 轟いいぃぃぃぃいぃぃい (2019年1月6日 22時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
小手鞠(プロフ) - フユキさん» なるほど！わかりやすい説明ありがとうございました！人気・・・うれしい・・・ (2018年9月2日 0時) (レス) id: 507b5d4fca (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - もう他の方が言ったかもしれませんが、順位とは閲覧数や評価などで星の数ほどある小説から500位内に入りましたよ。人気ですよ。って感じのやつです（多分） (2018年8月31日 22時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ときいんぐ | 作成日時：2018年8月24日 11時
