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『も 、もうやめ…』
爆豪の背中が見えなくなったのと同時に始まる質問攻め。
これはさっきのとは比にならなさそうだ…
「いいな〜！キュンキュンする！」
「爆豪大胆だな…」
周りから聞こえる言葉に私はただただ黙って俯くことしかできない。
「Aちゃん顔真っ赤や…」
『もうやめてくれ…は、恥ずか死ぬ…』
最初は両頬を覆っていた手も、今は視界を遮るかのように顔全体にあてがわれている。
(あとで爆豪怒っとこ…)
まだ頭上から降ってくる質問にふるふると首を振ったり、
声とも呻きともつかない、うぅぅ…という声を上げる。
客観的に見た今の自分は、事情を知らない人から見ればまるでいじめにでもあっているようだろう…
「みんな！そろそろ晩御飯の時間だ！準備をするように！！」
騒がしくしてもなお通る飯田くんの声に、皆渋々勉強道具を片付けるべく部屋に戻り始める
『た…すかった…』
「大丈夫かしらAちゃん？」
『ぅおっ…あ、梅雨ちゃん…』
「私も何と無くそうかしらとは思っていたけど…」
本当だったのね、と微笑む梅雨ちゃん
どうやら彼女も部屋に戻るようで、片手にノートと参考書が抱えられている。
「よかったら一緒にお部屋に戻りましょ？」
こくこくと頷いて、教科書をまとめる。
エレベーターが今ちょうど最上階に止まっていて、降りてくるには時間がかかりそうだ。
５、のボタンを押すとともに
「もしAちゃんがいいならなのだけど…」
と。少し困ったような声が聞こえる、どうしたの、と聞き返す。
「よかったら爆豪ちゃんのお部屋に寄って行ってあげてほしいわ」
『な！っんで……？』
油断していたらいきなりの衝撃発言。変に声が裏返る。
「爆豪ちゃん、さっきお部屋に戻る時にお顔真っ赤だったのよ…
一言声をかけてあげたらどうかしら、と思ったの」
顔真っ赤だったんだ…あの爆豪が…
照れるんだ…
ちょっと気になるな…
『行ってきます』
「行ってらっしゃい、私、応援しているわ」
もう一度にこ、と笑う梅雨ちゃん。そして私は４階のボタンを押した。
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Taniokapi(プロフ) - 推しを…推しを満喫させてくれてありがとうございますっっ！！キュンキュンしましたʚ( ˘꒳˘ )ɞ (2022年11月10日 23時) (
レス) @page26 id: 5451af9bce (このIDを非表示/違反報告)
勝天Runa - 勝己ぃー！！！可愛いぃ！！！！！勝己しか勝たんんんん！！！！！！素晴らしい作品ありがとうございます(≧▽≦) (2021年4月1日 10時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
図書委員 - 爆豪勝己推しなのでめっちゃにやにやしながら読んでました…傍から見たらキモいですよね…でもそんくらい爆豪勝己さん好きなんです※誰も聞いてねぇよ (2019年3月19日 23時) (レス) id: 66c4d0e85a (このIDを非表示/違反報告)
詩来セイ(プロフ) - 小手鞠ちゃん！久しぶりです！黒猫だよ！完結おめでとうー！ (2018年11月26日 18時) (レス) id: c724e9e368 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 今日知り今日完読しましたが、完結おめでとうございます！やばい…このシリーズ死ぬほど好き…めっちゃキュンキュンしてそのせいで泣きそうになりましたw良かったら番外編なんかも…っていう欲が…wだってこの書き方好きなんだもん！wてな訳で他の作品も読んできます！ (2018年11月19日 9時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小手鞠 | 作成日時：2018年10月1日 21時
