｢飯田から緑谷へ｣+α ページ32
ーーーー時は現在に戻り、昼。
芦戸｢…ヤオモモから発信機のヤツもらって…それ辿って…自分らで爆豪とAの救出に行くってこと…!?｣
Aと爆豪が敵連合に攫われてから二日が経った。
気を取り戻した緑谷の病室に、その身を案じた1-Aの面々が集まっていたのだが、
轟｢敵は俺らを殺害対象と言い、爆豪とAは殺さず攫った。生かされるだろうが、殺されないとも言い切れねえ。俺と切島は行く｣
飯田｢ふっーーー…ふざけるのも大概にしたまえ!!｣
障子｢待て、落ち着け｣
無謀を顧みない発言をする切島と轟に、飯田が激昂する。
だがそれを障子が制した。
障子｢切島の『何も出来なかった』悔しさも、轟の『眼前で奪われた』悔しさもわかる…俺だって悔しい。だが、これは感情で動いていい話じゃない｣
轟｢…｣
切島｢…｣
障子の真っ当な正論に、轟と切島は反論せず口を閉じる。
蛙吹｢みんなAちゃんと爆豪ちゃんが攫われてショックなのよ。でも冷静になりましょう。どれ程正当な感情であろうと、また戦闘を行うというのなら…ルールを破るというのなら、その行為は敵のそれと同じなのよ｣
｢｢｢……｣｣｣
更に蛙吹が放った言葉に、最早誰も口を開こうとしない。
これだけの人数がいるのに、病室内は、しん、と静まり返った。
ーーーーと、
コンコン。
｢お話中ごめんねー。緑谷くんの診察の時間なんだが…｣
緑谷を診てくれた医師だろうか、開いた扉から男性が顔を覗かせた。
瀬呂｢い…行こか…耳郎とか葉隠の方も気になっし…｣
医師が来たことで、張り詰めた糸が緩み、誰からともなく緑谷の病室から退室していく。
去り際、切島が緑谷に話しかけていた。
その気配を飯田は背中で感じていた。
何を話しているかは聞き取れなかったが、内容は大体察しがつく。
飯田｢…ーーーって…！｣
ぼそっと一人呟くと、グッと拳を握り締めその場を立ち去った。
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ニャー(プロフ) - 今更だけど、ヒロアカを見て飯田君推しになりました！それで、小説を調べてこの作品にたどり着きました！すごく面白いです！更新することを期待して待っています！ (2021年1月27日 4時) (
レス) id: aa6e567e8a (このIDを非表示/違反報告)
稔(プロフ) - 最終更新から半年以上経ちますが淡い期待を持って待ってます！！ (2021年1月17日 21時) (レス) id: a56a66a11c (このIDを非表示/違反報告)
マトリックス(プロフ) - コメント失礼します！ヒロアカ小説の中でこの作品が一番好きです！！お話の展開も大好きですし、飯田君も夢主ちゃんも本当に最高です！何回も読み返してます！素敵な作品をどうもありがとうございます！(返信不要です) (2020年11月9日 1時) (レス) id: 42c58f3b28 (このIDを非表示/違反報告)
時雨牛モツ煮込み(プロフ) - かなでんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！ただ私事で大変申し訳ございませんが、リアルの方がゴタゴタしてしまいまして中々手をつけられない状況です(--;)応援して下さったのに大変申し訳ございませんが更新はしばらく停止させて頂きたいと思います(--;) (2020年5月12日 21時) (レス) id: 6910ddb4ac (このIDを非表示/違反報告)
かなでん(プロフ) - 私飯田くん推しで一気に見ちゃいました!!とてもいい作品で胸がキュンキュンしっぱなしでしたw続きが見たいのですがもう更新はしないのでしょうか?? (2020年5月1日 0時) (レス) id: f58322ba76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨牛モツ煮込み | 作成日時：2018年2月19日 12時
