〃 ページ40
東京都・府中市
悠仁達が無数の呪霊に囲まれていた
3人は満身創痍
呪力もほぼ残っていない
3人で20体近くの呪霊を祓ったとはいえ、その分、呪霊は何処からか現れ増えている
「なんか…さっきより増えてね？」
「もう釘残って無いわよ…」
「俺も呪力切れが近い…」
「………お前ら逃げろ 俺が…宿儺に変わる」
「「駄目だ！！」」
悠仁の提案を釘崎と伏黒が全力で否定した
「何でだよ！？ このままじゃ全員死ｰｰｰｰｰ」
ｰｰｰｰｰ！！
3人の目の前に、呪霊がいた
咄嗟の事に3人は動けなかった
呪霊の攻撃が迫る
「(動け 動け 動け…！！)」
ｽﾞﾊﾞﾝｯ
「「「！？」」」
突然目の前にいた呪霊が真っ二つになった
その周囲に迫っていた呪霊数体も真っ二つになっていた
「死んでないな、3人共」
そして、聞き覚えのある声が3人の鼓膜を震わせた
「A先輩！！」
「来てくれたんですね！」
「学長から連絡があってね
それで、此奴等全部祓って来いって言われたんだけど…君等の獲物、奪ってもいいよね？」
Aは3人にそう聞いた
「「ぜ、全部？」」
「幾らアンタでもこの数はｰｰｰｰｰ」
「ｰｰｰｰｰさぁて、“仕掛け”も施したし、何分で片付くかな」
Aは伏黒の言葉を遮ってそう言うと、3人を覆う結界を張った
“仕掛け”とは、2重の帳だ
元々、伊地知が降ろした帳の外側に更に帳を降ろした
Aが降ろした帳と伊地知が降ろした帳
その間、約10m
その僅かな空間に散りばめられた呪力の塊は、Aの帳に侵入したモノをフルオートで迎撃する
Aの視界外であるため、呪力の塊が増えることはないが、予めかなりの量を散りばめておいた
その上、四方に配置された(伊地知に配置させた)黒水晶の黒十字のナイフには、それぞれにルーンが刻まれており、その組み合わせに応じた特殊な呪術的効果を発動する
これにより、伊地知が張った帳の中に呪霊が自由に入り込むことは無くなった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱鷺の砂(プロフ) - 秋美さん» 了解です！ 折角なので両方書きます！ (2022年3月19日 22時) (
レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
秋美(プロフ) - リクエストで、二年生か一年生との合同任務でめちゃくちゃカッコいい夢主ちゃんが見たいです！！ (2022年3月19日 22時) (レス) id: 67dd886dfb (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 猫さくらもちさん» 了解です！ (言われてみれば野薔薇との絡みほぼないですね…) (2022年3月18日 20時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
猫さくらもち - リクエストです、野薔薇sideで夢主ちゃんに初めて会った時の思いと、真希もいれて3人でショッピングとかどうでしょう！本編で野薔薇との絡みは少ないので気になります！ (私も小説を書いています。是非読んでほしいです。猫さくらもちで検索したらできます) (2022年3月18日 15時) (レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 秋美さん» 2回目のリクエストありがとうございます！！ 秤と綺羅羅ですね！ 分かりました！！ (2022年1月7日 20時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2021年6月6日 22時
