【呪術廻戦】 呪術師“最強”の妹〈番外編2〉

〃 ページ13

「！？」

「全部知ってるから
本当は、自分以外の人間は皆馬鹿だって見下してるんでしょ」

Aは柏木にそう言った

「…………」

「周りからチヤホヤされて調子に乗ってる餓鬼に興味はない」

「お前さぁ…俺が誰だか分かってる？」

「知らない」

「俺の親父さぁ 結構偉い政治家なんだよね」

「だから？」

「あんまり俺の顔に泥塗らないほういいよ 親父、怒ると怖いし」

「弱い者いじめしてる奴がよく言うよ 自分で泥塗ってんじゃん」

ｶﾞｯ

「調子に乗るなって言ってんの 黙って俺の女になれよ」

「…気安く触らないでくれる？」

「じゃあ俺の女になれよ」

「タイプじゃない」

「タイプ？」

「顔良くて私より強い奴」

「俺当てはまるじゃん」

「え……お前、自分の顔良くて強いと思ってんの？」

「思ってるけど」

「ふーん」

Aは柏木の言葉にそう言った

次の瞬間

ｶﾞｯ

ﾋｭｵｯ

ﾄﾞｯ

「…！？」

柏木は畳の上に叩きつけられた

Aに背負い投げをされたのだ

「…………」

柏木は不意を突かれたのと、Aの技の速さに驚き、対応が遅れ受け身を取れずに背中を打ち付けた

その拍子に気絶していた

「弱…」

Aはそう言うと、今度こそ柔道場を出て行った




　




　
その後呼び出しをくらったが、柏木の父親の方が五条に謝るというおかしな絵面が校長室で起こった事は教師陣しか知らない

ちなみに、柏木は私立の中学校に転校したが、Aにメンタルというメンタルをへし折られた為、以前と見違える程素行が良くなったらしい




ｰｰｰｰｰ
1ヶ月もお待たせしてすみませんでした！！
なんとか年内に間に合いました！(2021/12/31)

◇本編で出てきた“あの人”の設定→←#17

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