検索窓
今日:11 hit、昨日:63 hit、合計:57,902 hit

第百四十八話 ページ9

ーーーーー

「久し振りだね、夏油君
あの時の答えを聞かせてもらおうか」

ーーーーーどんな女が好み(タイプ)だい?

「九十九由基!!」

「…遅いですよ、九十九さん」

「すまん」

Aに九十九は悪いと思ってない謝罪をする

そして、九十九は時間稼ぎを目的に夏油と話す




 








 









 
 
ーーーーー数ヶ月前

ドイツにある古都・ドレスデン

その一角にあるテラスカフェ

「私に何の用ですか?
……特級呪術師の九十九由基さん」

Aは向かい側に座る九十九にそう聞いた

「いいねぇ 私を知ってるんだ」

「そりゃあ、有名人ですからね
任務を全く受けず、海外を渡り歩いている特級術師」

「やっぱ君、五条君の妹だわ」

Aの言葉に九十九はそう言った

「それで、何の用なんですか?」

「用って言うか……君と話したい」

「…?」

「君とは話の馬が合いそうなんだよね」

九十九はテーブルに乗り出し、Aに顔を近付けてそう言った

「………近いです」

「君、高専のやり方に疑問を持ってるんだろ?」

「………」

九十九の言葉にAは口を閉ざす

「私は高専がやってる対処療法じゃなくて、原因療法がしたいんだ
つまり、呪霊を狩るのではなく、呪霊が生まれない世界を作りたい」

「…!」

「そもそも、呪霊とは何だい?」

「……人間の身体から流れた負の感情が具現し、意思をもった異形の存在」

「うん
なら、呪霊が生まれない世界を作る為には?」

「………全ての人間が呪力を失うか、全ての人間に呪力のコントロールを可能にさせるか」

九十九の問にAは少し考えてそう答えた

「さっすが! やっぱり君とは馬が合うね」

「………」

「因みに、私の本命は後者だ
君は知ってると思うけど、術師から呪霊は生まれない
つまり、全人類が術師になれば、呪いは生まれない」

「……………成程」

「?」

「貴女のその台詞…よく知った人の口から聞きました」


ーーーーー傑さんに入れ知恵したの、貴女ですよね?


Aは無表情でそう言った

「…!!」

第百四十九話→←第百四十七話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

瑠花 - コメント失礼しますやっと乙骨君と来栖華ちゃんが来ましたね。私は華ちゃんのことが好きなので嬉しいです (2021年10月18日 17時) (レス) @page47 id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2021年5月19日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。