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第百四十七話 ページ8

「……真逆、そういう事か…
通りで天与呪縛に違和感を感じるわけだ
天与呪縛による“呪力感知の鋭さ”
そんなのものが術式の引き換えにしては小さ過ぎると思っていた」

夏油は確信めいた、それでいて信じられないという表情で続ける

「君が天与呪縛で得たもの…
それは“呪力感知の鋭さ”と“膨大な呪力”そして“脳の異常な処理速度”か…!」

「まぁ、そんな感じ
術式を持って生まれる筈だった私には、その術式を行使する最低限の呪力が元々あった
でも天与呪縛により、その呪力は上乗せされ、私の許容量(キャパ)を軽く超えてしまった」

「成程 それだけの呪力があれば、魂の具現化など容易いか
何故なら、君は呪力を使わないから」

夏油がAにそう言った

「だから、許容量を超えた駄々漏れの、無駄な呪力は全て呪具、呪骸に付与しているーーーーー」


ーーーーーと、言う訳で


バキィ

刹那、夏油の身体が吹き飛んだ

ザザッ

夏油は倒れること無く、着地した

そこへ裏梅が合流する

中々に疲弊していた

対して鬼一法眼は疲れもなにもない

何故なら彼は魂だけの存在だからだ

「………」

夏油は唇の端を拭った

血が指についた

Aは、つい今しがた頬を殴り飛ばした男の顔を一瞥すると、その硬く握りしめた拳を開いた

「ずっと……殴りたかったんだよ
その気色悪い笑み貼り付ける顔をね」

「容赦ないな
一応、夏油傑の肉体だよ?」

「まあ、赦してくれるでしょ」

Aは夏油にそう言うと、地面に突き刺さったナイフを引き抜いた


ーーーーー付喪操術『鎌異断』


西宮が攻撃を仕掛けるも

バツッ

裏梅により片手で防がれる

悠仁も脹相を解放していた

「虎杖君!! 今動けるのは私達だけ
歌姫先生の準備が出来るまで時間を稼ぐよ!!」

西宮が悠仁にそう言った

「……これ以上は無理ですよ」

「…そのようだな 少々、はしゃぎ過ぎたか」

Aの言葉に鬼一は刀をAに渡すと、その身体は徐々に薄れていった

「………………伝達役なんて、虎杖悠仁一人で事足りるでしょう!!」


ーーーーー氷凝呪法


「お前達、避けた方がいいぞ」

消える直前、鬼一は悠仁達にそう言った

「?」


ーーーーー『直瀑』


氷の破片が悠仁達に襲いかかる

「(間に合うか…?)」

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瑠花 - コメント失礼しますやっと乙骨君と来栖華ちゃんが来ましたね。私は華ちゃんのことが好きなので嬉しいです (2021年10月18日 17時) (レス) @page47 id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2021年5月19日 20時

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