【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈肆〉 (ページ6)

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第百四十五話ページ6

「(鬼一さん…)」

『何だ？』

「(…“3分”が限界ですよ)」

『………ﾌｯ十分だ』

　

　
「激震(ドラミング)ｰｰｰｰｰ」

ぞぞぞぞぞ

ｰｰｰｰｰ氷凝呪法『霜凪』

パンダが攻撃を仕掛けようとした刹那、白髪の術師が攻撃を仕掛けた

一瞬にして術師達は氷で身動きが取れなくなる

“A以外は”

「！？」

白髪の術師は自身の攻撃をくらっていないAに驚きを顕にする

「随分と驚いた顔ですね……裏梅さん(・・・・)？」

「………何故名前を…」

吐く息が白い

Aが戦った白魔とはレベルが違い過ぎる相手

ｰｰｰｰｰ久し振りだな、裏梅

「…！？」

裏梅は声の主を見た

緑を基調とした着物を纏った男がそこにはいた

その手には特級呪具『細雪』

「貴様……鬼一法眼か！！？」

「！？」

これには夏油も目を見開いた

「……呪術師達を殺されては困る
勿論そこの……呪胎九相図とやらもな」

「ほざけ！！この死人が！！」

裏梅はそう言って氷で攻撃を仕掛ける

ｽﾞﾊﾞﾝｯ

「ならば殺してみろ
まぁ…お前のような子供(・・)には出来んだろうがな」

横一文字に斬った筈の氷はガラスの様に粉々に砕け散る

目で追えぬ抜刀

目で追えぬ太刀筋

その全てが規格外

「魂の具現化か……」

夏油がAにそう言った

「………」

「普通じゃないよ、君
今まで『細雪』という呪具を扱えた術師は居た
その誰も、こんな芸当はしていない」

「……そりゃあ、私が初めてやったからね」

「…！！」

Aの返答に夏油は目を見開く

「つまり君は……全て知っているんだな(・・・・・・・・・・)？」

ｰｰｰｰｰ鬼一法眼の魂が持つ情報…即ち、1000年に及ぶ記憶を

　

　