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第百八十七話 ページ48

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4.泳者は他泳者の生命を絶つことで点を得る

5.点とは管理者によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする
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「天元様 管理者っていうのは」

「各泳者に1体ずつ憑く式神『コガネ』
コガネも正確に言えば管理者ではなく“窓口”だ
管理者は死滅回游のプログラムそのものと思った方がいい」


ーーーーー
6.泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる

7.管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない
ーーーーー


「これアリか?」

脹相がそう言った

「だよなぁ
判断基準がアッチ任せ過ぎる」

「いや、ある程度は公平な判断が見込められるハズだ
既に泳者にここまでの総則を強いているんだ
呪術的にこれ以上羂索に利益が偏る事はない」

真希の言葉に天元がそう言った


ーーーーー
8.参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する
ーーーーー


「取り敢えず、情報は整理できたな
あとはそれぞれのーーーーー」

「ーーーーーその前に」

真希の言葉を九十九が遮った

「「「「「?」」」」」

全員が九十九の言動に不思議に思う中、九十九はAを見た

「A 君には聞かなければならない事がある
それがなにか、君は分かっているね?」

「…………」

「この人数相手に黙秘は、いくら君でも無理だろう?」

追い詰めるように九十九はAに言う

「………ハァ…」

Aは観念した様に息を吐いた

「やっぱりがめつい人だ」

「私からしたら、君が1番グレーなんだよね」

「別に、貴女からの信頼は欲しくありませんよ
………でも、そうですね 此処にいる全員、馬鹿ではない
“それ”に気付いていて今まで言わなかったのは“優しさ”か、“警戒心”か…」

海のように深い青の左目を伏せてAはそう呟いた

そして、九十九ではなく悠仁達の方を向いた

「話すのか?」

鬼一がAにそう聞いた

「何れ、知る事ですよ」

Aはそう返すと右眼を隠す前髪を耳に掛けた

露になったその右眼は、兄と同じ美しい“六眼”ではなく、海のように深い青色の瞳になっていた

◇作者から→←第百八十六話



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瑠花 - コメント失礼しますやっと乙骨君と来栖華ちゃんが来ましたね。私は華ちゃんのことが好きなので嬉しいです (2021年10月18日 17時) (レス) @page47 id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2021年5月19日 20時

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