【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈肆〉 (ページ45)

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第百八十四話ページ45

「星漿体以外との同化は不可能ではないが、現時点では高確率で不完全なモノと成るだろう
死滅海游は泳者(プレイヤー)の呪力と結界(コロニー)と結界(コロニー)で結んだ結界を使ってこの国の人間を彼岸へ渡す儀式だ」

「これだけ大掛かりな儀式を成立させるとなると、幾ら何でも無理がある
となると、羂索は自分自身に“縛り”を課しているが高いですね」

天元の言葉にAはそう言った

「ああ
その1つとして“死滅回游”の管理者(ゲームマスター)は羂索ではない
だがこれは君達にとって不利に働くな
羂索を殺しても“死滅回游”は終わらないのだから
泳者が全員死ぬか、泳者が全員参加を拒否して死ぬか
それまでは死滅回游は終わらない
死滅回游の総則にある“永続”はあくまで儀式を中断させない為の保険だよ」

「となると……」

「…だね」

天元の言葉を聞いた伏黒と乙骨の考えが一致した

ｰｰｰｰｰ
6.泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる
ｰｰｰｰｰ

「僕等も死滅回游に参加して津美紀さんやゲームに消極的な人が回游を抜けるルールを追加するしかない」

「五条先生の解放も並行しましょう
あの人がいれば一人で全て片が付く」

「天元様おしえて」

「その前に誰が残るか決めてくれ」

「「私／俺が残ろう」」

九十九と脹相が前に出た

「悠仁には乙骨かこの女の協力が必要不可欠だろう
加茂憲倫…羂索がここに天元を狙って来るなら尚更だ
奴の命を断つことが、弟達の救済だからな
………構わないか？五条A」

「ええお好きにどうぞ」

「私はまだ天元と話し足りなくてねいいかな？乙骨君」

「はい！僕はもう皆と離れたくないので！！」

「ありがとう」

役割が決まった所で天元がそう言った

「…これが、五条悟の解放
そのために必要な獄門彊『裏』だ」

そして、虚空から獄門彊『裏』を取り出した

「『裏』！？」

「初耳だね」

「(裏門か…)」

「裏門ってこと？」

「そうなるね
この裏門の中にも五条悟は封印されている」

「えじゃあ、これを開ければ！？」

「いやあくまで開門の権限は表の所有者、羂索のものだ
これをこじ開けるには、あらゆる術式を強制解除する『天逆鉾』
あらゆる術式効果を乱し相殺する『黒縄』
このどちらかが必要だ」