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第百四十ニ話 ページ3

「別に
手っ取り早く貴女を殺せそうだからよ
彼等は『呪いこそが真の人間だ』とか言ってるけど、私からしてみれば呪いよりも人間の方がよっぽど味はいい
考えに理解は出来ても、賛同は出来ないってところね」

「…………そう」

女郎蜘蛛の言葉にAはさして興味も無さそうにそう返した

「こんな話に、何の意味があったのかしら?」

「勿論 意味はあった」

Aは『細雪』の柄に手を掛け、構える

女郎蜘蛛は攻撃を仕掛けるため、Aとの距離を詰めた




 
ーーーーー簡易領域 抜刀『驟雨(しゅうう)




 
ズバッ…

女郎蜘蛛の上半身が宙を舞った

『細雪』は女郎蜘蛛を横に一刀両断した

「……!!」

女郎蜘蛛は驚きを顕にした

敗北

即ち、この世から消える

それを理解し、女郎蜘蛛は嗤った(・・・)

恐ろしく不気味に、そして美しく

「うふふっ… 借りは返すわよ…」

ザシュッ

女郎蜘蛛がそう言い終わるや否や、Aは最期のトドメと言わんばかりに、『細雪』で女郎蜘蛛を真っ二つにした

ドサッ

女郎蜘蛛は消え去っていく

「ハァ……」

『細雪』を鞘に納め、Aは息を吐く

そして、右頬に触れた

「…………蜘蛛め…」

そう呟いて前髪を戻す

「………………改造人間……まだいたのか…」

Aが横目で見た先には、改造人間が数体いた

「全く……休ませてくれないな…」

そう言って改造人間の方を向くと、その振動で『細雪』の柄から赤い『天竺葵(アミュレット)』が切れて落ちた

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瑠花 - コメント失礼しますやっと乙骨君と来栖華ちゃんが来ましたね。私は華ちゃんのことが好きなので嬉しいです (2021年10月18日 17時) (レス) @page47 id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2021年5月19日 20時

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