【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈肆〉 (ページ15)

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第百五十四話【Europe】ページ15

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『百鬼夜行』の2週間後

「ｰｰｰｰｰヨーロッパへの長期任務…ですか？」

Aは手元の資料から視線を上げ、夜蛾にそう聞いた

「ああ
あっちの術師から要請があった」

「何故私が……海外の任務であれば特級がやる仕事な気が…」

「結界術に詳しい術師をご所望でな」

「………」

Aは一瞬、怪訝そうに目を細めた

「加えて、封術にも詳しい奴をと言われたんだが、日本の術師を2人も海外へ行かせてやれるほど、呪術界に人手は余ってない」

「結界術と封術…」

夜蛾の言葉にAはそう呟いた

「……行ってくれるか？」

「…まぁ、私が適任なのであれば」

「頼む
出発は今週末日曜日だ」

「分かりました」

　

　
日曜日

「スズ〜ホントに行くの…？」

「搭乗手続きしたから」

現在進行形でAは五条に後ろから抱き着かれていた

「イヤ」

「目立つから止めて」

現在地は成田空港ロビー

普通に立っててさえ目立つのに、こんな事をしていては余計に目立つ

「皆寂しがるよ」

「それ出せば行かないって言うとか無いから」

Aは五条にそう言って腹に回された五条の手を振り解こうとする

それをあたふたして見ている伊地知と全くこいつは…と頭を抱える夜蛾が居た

「ねぇ〜期間どれくらい？」

「知らん」

「それって最悪無期限でしょ！？やだよ、1ヶ月とか」

「いや、1ヶ月は良いでしょ」

「駄目だから寂しくて死ぬスズは寂しくないわけ？」

「いや別に」

「即答？お兄ちゃん傷付くよ」

「勝手にどうぞ」

「ちょっと！？それはｰｰｰｰｰ」

ｰｰｰｰｰｶﾞﾝｯ

「ｰｰｰｰｰ痛って…！！」

騒ぐ五条の頭に夜蛾の鉄拳が落ちた

そして、五条はAから引き剥がされる

「ありがとうございます」

「そろそろだな」

電光掲示板を見て夜蛾が言った

「……」

「日本より呪霊の数は少ないだろうが、気を付けろ」

「Aさんお気を付けて」

「うんじゃ、行ってきます」

Aはそう言うと飛行機に乗っていった

ｰｰｰｰｰ
ヨーロッパ任務編入りますよー
カーティスとの関係とか色々明かさる予定です