検索窓
今日:58 hit、昨日:1 hit、合計:57,886 hit

第百五十話 ページ11

「君は…御三家の人間だろう?」

「相伝の術式を継げなかった失敗作ですよ」

Aはそう言って、テーブルに置かれた冷めきった紅茶を飲んだ

「……別に、連中を皆殺しにするとかではありませんよ」

「君、五条君の妹だから殺っても不思議じゃないんだよね…」

「…九十九さん…私の事何処まで知っているんですか?」

Aはそもそも…と九十九に聞いた

「詳しい事は知らないさ」

「何処まで知ってるか、話す気はないと…」

「本当に知らないよ」

「どうだか…
亜久津さんを私が殺した事を知ってる辺り、貴女の弟子から色々聞いたんでしょうね」

「フフ… 君が亜久津和哉を殺した時に泣いてた事なんて知らないよ」

「………彼奴…!」

「兎に角、君は何故そんな考えを?」

「“時代錯誤” それ以外の理由を貴女に話す必要ありますか?」

九十九の問にAは淡々とそう答える

「………フッ…アッハハっ!」

九十九は声を上げて笑った

周りの客が驚いて九十九を見る

「“時代錯誤”…! こりゃ傑作だ!」

「…………」

笑いこける九十九を見ながら、Aは無表情で紅茶を啜る

「でも、出来ればそれ以外の……本命の理由を教えてほしいな」

「………がめついですね…モテないでしょ」

「余計なお世話だわ!!」

「………」

「何その目 やっぱ高専生って嫌ーい」

「………ハァ…」

特級は皆こうなのか(憂太以外)とAは溜息をつく

「(めんどくさ…)」

「まぁ…良いや 今日は楽しませてもらったし
次会ったら、君の“本命”、教えてよ」

九十九はそう言うと、颯爽と去っていった



「………何なの? あの人…」

第百五十一話→←第百四十九話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

瑠花 - コメント失礼しますやっと乙骨君と来栖華ちゃんが来ましたね。私は華ちゃんのことが好きなので嬉しいです (2021年10月18日 17時) (レス) @page47 id: 40dcd18497 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2021年5月19日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。