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第五十話【過去編】 ページ6

ーーーーー1年後

12月24日 百鬼夜行当日

呪術高専2年、1級呪術師となったAは京都に居た

『京都に傑の気配は?』

「無いよ 仲間の呪詛師はいるけどね」

『じゃあ…彼奴は東京か…』

「兄さん 多分、本命は東京……里香が狙いかも」

『里香…って事はーーーーー』

五条との通話はそこで切れた

「…………帳が下りた…」

Aは携帯電話を仕舞うと、目の前に現れた呪霊を見た

そして、『細雪』に手を掛け、地面を強く蹴った







ズバッ ズバッ ズバッ

Aは次々と呪霊を祓って(斬って)行く

「なんて速さだ…」

東堂はAを見てそう呟いた

ズバッ ズバッ キンッ

ザザッ

「………特級…」

Aは目の前の呪霊を見てそう呟いた

「ふーん……他の呪霊を取り込んで自分を強化する術式か…気持ち悪」

そう言うと、Aは前髪をかき上げた

「手伝うか?」

そこへ東堂が来た

「いらない…と言うか、もう一体の方を祓って」

Aは東堂にそう言った

「おっと…確かに、コイツも特級だな」

東堂の視線の先には、別の特級呪霊がいた

「殺されそうになってたら助けに行ってあげる」

「心配には及ばない
コイツには勝つ そして、高田ちゃんの握手会へ行く」

「あ…そう」

予想外の言葉にAは呆気に取られた

二人は視線を交わすと、同時に飛び出した





ガキンッ キンッ キンッ

「(意外とタフ……このままじゃ埒が空かないな)」

Aは僅かに距離をとって『細雪』を構え直す

ーーーーー創意結界『以毒攻毒』

ズバッ

呪霊に切り傷がついた

「ケタケタケタ」

呪霊は気味悪く笑っている

「そろそろかな」

Aがそう言うと

ドサッ

呪霊は片膝をついた

「…!?」

呪霊は何が起こったか分からないようだった

チャキ…

「これで終わり」

ズバンッ

Aは片膝をついて怯んだ呪霊を祓った

「さて……他の術師の所にでも行こーーーーー!?」

Aは何かに気付いたように辺りを見渡した

「真逆……」

そして、ある一点を見ると、そこに向かって走り出した

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2020年12月28日 16時

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