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第八十五話 ページ41

「無限…」

神楽坂はそう呟いた

「さて…此方は急がないといけないんでね」

Aは神楽坂を見た

「そこの執事 30秒で片付けてやるから覚悟してろ」

「30秒…ですか ナメられたものですね…!!」

神楽坂は拳銃を構える

「2人共、30秒後に攻撃再開だ」

Aは2人に『細雪』を預けるとそう言った

「はい!」

「応!!」

Aは2人の返事を聞くと同時に自身が張った防御結界の外に飛び出した

「(結界の外に…!)」

神楽坂は照準を定め、引き金を引く

ガキンッ ガキンッ

「効かない…!?」

「張れる結界が1つだけとは…言ってないよ」

Aはそう言うと

カシャンッ

神楽坂の拳銃を2つ蹴り飛ばした

「そうか……結界を鎧の様に纏っているのか…!!」

粟坂はそれに気付くと、Aから距離を取ろうとした

「大正解」

Aはそう言って粟坂に向かって掌を向けた

ドガアァン

すると、粟坂は吹き飛ばされた

「(今のは…!! 私をここまで吹き飛ばしてきたあの技…!)」

僅かに神楽坂の意識が粟坂に向いた

その一秒にも満たない隙をAは見逃さない

ーーーーー呪創結界『蜘蛛手』

ガシッ

「!?」

神楽坂の動きが止まった

「糸…?」

悠仁がそう呟いた

「後輩の前なんでね カッコつけさせてもらうよ」

神楽坂の腕や足、胴、首には白銀の糸のようなモノが巻き付いていた

Aは開いている手をゆっくりと閉じた

ギリギリギリ

Aの動きと連動して、糸が神楽坂の腕や足を締める

「このまま切断しても良いんだけど……色々聞きたいこともあるし……これくらいで、勘弁してあげる」

Aはそう言うと、呪創結界を解いた

ドサッ

神楽坂は気を失い、地面に倒れた

宣言通り、30秒で呪詛師・神楽坂を撃破

「(糸状の結界…!? そんなの、結界術なのか…!?)」

「(これが1級呪術師……俺達とは格が違う…!!)」

2人は目の前の現象に目を見開いていた

そこへ、吹き飛ばされた粟坂が戻ってくる

「(あれだけ吹き飛ばされて無傷だと…!?
術式の無効化…? 否、コイツは明らかにA先輩と距離を取ろうとした コイツの術式は無効化なんて大層なもんじゃない)」

ーーーーー『脱兎』

伏黒は印を結んで式神『脱兎』を呼び出した

無数の兎が粟坂を囲う

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2020年12月28日 16時

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