【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈弐〉 (ページ40)

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第八十四話ページ40

「「A先輩！？」」

悠仁と伏黒はAの登場に驚く

「おー…久し振り、2人共」

Aは片手を上げて2人にそう言った

「五条A……」

粟坂はそう呟いた

「神楽坂確かに、とんでもないのを敵に回したな」

そして、神楽坂にそう言った

「こちらの術式が筒抜けな上、攻撃が当たらない」

「丁度いい俺もあの小娘には用がある」

「2対3ですね？」

「ああ」

粟坂と神楽坂は作戦を固めた

「終わった？作戦会議」

Aは目の前の敵2人にそう言った

「ええ」

「安心せいちゃんと殺してやる」

「お前と殺り合う気はないんだけど…」

Aは粟坂にそう言った

「お前が殺されたと知った時の五条悟の顔も見てみたかったがな…！」

粟坂はそう言うと飛び出し、神楽坂は拳銃の引き金に指を掛けた

「「！！」」

悠仁と伏黒は体勢を整え、反撃に備える

「2人共、動かないで」

「「え？」」

「大丈夫だってｰｰｰｰｰ」

ｶﾞｷﾝｯｶﾞｷﾝｯﾊﾞｺﾞｯ

銃弾は砕け飛び、粟坂の拳も弾かれた

「ｰｰｰｰｰ当たらないから」

「「！？」」

攻撃が何もない虚空で弾かれるのを見て2人は目を見開いた

「(まただ…)」

「(………)」

粟坂は一旦Aと距離を取った

「な、何なんだ？今の！！」

悠仁がAに言った

「何もないよね？そこ！！」

「良い反応するじゃん、悠仁」

悠仁の反応の良さにAはそう言った

「それよりも……神楽坂とかいう男の銃弾…見えないどころか、銃声より遥かに速かった……」

「あれねぇ…秒速17キロ……マッハ50の銃弾だから、一発でもまともにくらったら吹っ飛ぶよ」

伏黒の冷静な言葉にAは言った

「吹っ飛ぶ？マジ！？」

「ロケットみたいなもんだからね」

悠仁の言葉にAはそう返した

そして、神楽坂を見ると

「タネ明かし、してあげようか？」

笑みを浮かべてそう言った

すると、A達3人を覆い囲うガラスのようなモノが現れた

「「「！？」」」

「防御結界……所謂、バリアみたいなモノ
外からのありとあらゆる侵入、攻撃を防ぐ鉄壁の防御」

Aはそう言った

「スゲェ！！何でも防ぐの！？」

「そうだよ今の所、たった一つを除いてね」

「たった一つ…？」

Aの言葉に神楽坂はそう聞き返した

「“無限”という押し測れない力を防ぐ術があると思う？」