【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈弐〉 (ページ31)

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第七十五話ページ31

漏瑚達と戦っていた五条の元に、列車で改造人間を引き連れた真人が現れた

さらに花御が塞いでいた穴から何人もの人間が落ちてきた
　

ｰｰｰｰｰ領域展開『無量空処』

五条悟、一か八か0.2秒の領域展開！！

0.2秒は五条が勘で設定した

非術師が廃人にならず、後遺症も残らないであろう無量空処の滞在時間

その間に改造人間含めた非術師の脳には約半年分の情報が流れ、全員が立ったまま気絶した

しかし、生き残った非術師達は2ヶ月後には全員社会復帰を果たす

その程度の無量空処

五条は標的を改造人間に絞った

現代最強の呪術師は、副都心線B5Fに放たれた改造人間およそ1000体を領域解除後、299秒で鏖殺！！

ｰｰｰｰｰ『獄門疆』開門

五条の足元に立方体のモノが投げ出される

ﾋﾟｼｯ

すると、突然それは開き、形を変えた

中央には目がある

得体の知れぬものに五条は思考が一瞬止まった

「や、悟」

そこへ夏油(偽物)が現れた

「は？」

「久しいね」

五条は目を見開いた

偽物、変身の術式

その全てを六眼は否定する

そして、五条の脳内に溢れ出す3年間の青い春

『獄門疆』による封印条件は、有効範囲半径約4メートル内に1分間五条悟を止めること

しかし、それは五条の脳内時間で1分

そして、彼の脳内で1分などとうにｰｰｰｰｰ

ﾄﾞｷｭﾄﾞｷｭﾄﾞｷｭ

獄門疆は再び形を変え、五条を拘束した

「ｰｰｰｰｰっ！！」

「だめじゃないか、悟戦闘中に考え事なんて…」

「(呪力が感じられない体に力も入らん
……スズが言おうとしてたのはこのことか……)」

五条は冷静に状況を把握した

「で、誰だよオマエ」

そして、夏油にそう言った

「夏油傑だよ忘れたのかい？悲しいね」

「…肉体も呪力も
この六眼(眼)に映る情報はオマエを夏油傑だと言っている
だが、俺(・)の魂がそれを否定してんだよさっさと答えろ！！オマエは誰だ！！」

「キッショなんで分かるんだよ」

五条の言葉に夏油はそう言って脳を見せた

ｷﾞﾘｯ

「そういう術式でね脳を入れ替えれば肉体を転々と出来る勿論、肉体に刻まれた術式も使えるよ………ってこれ、君の妹にも同じ事を言ったなぁ」

「！…(そりゃあ、スズも下手に手出しは出来ない訳だ…)」

「夏油傑(かれ)の呪霊操術とこの状況が欲しくてね」

夏油は笑みを浮かべてそう言った