【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈弐〉 (ページ30)

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第七十四話ページ30

20:40 東京メトロ渋谷駅

B5階副都心線ホーム

「これで負けたら言い訳できないよ」

五条は線路の上に立ち、目の前にいる敵にそう言った

「貴様こそ、初めての言い訳は考えてきたか」

漏瑚は五条にそう言った

ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞﾊﾟｷﾊﾟｷﾊﾟｷ

植物が出口を塞いだ

「んなことしなくたって逃げないよ
僕が逃げたら、オマエら此処の人間全員殺すだろ？」

「逃げたらか……回答は」

ｰｰｰｰｰ逃げずともだ

漏瑚がそう言うと、線路に人間関係が落ちてきた

そして、漏瑚達は人間を手当たり次第に殺していく

ﾋﾞﾀﾋﾞﾀｯ

漏瑚と花御の拳が五条に届く前に止まる

「『領域展延』」

拳が五条の無下限呪術を破り、五条に迫る

ﾄﾞｺﾞｯ

「ナルホドというか…呪詛師と組んでんだからそう来るか」

五条は拳を避け、そう言った

『領域展延』

自分だけを包み込む液体

必中効果は薄まるが、確実に術式を中和する

「逃げるなと言ったハズだぞこうでもせんと分からんか？」

漏瑚はそう言うと、近くにいた人間の首を取った

「………正直驚いたよ」

「何だ？言い訳か？」

漏瑚は嗤った

「違ぇよハゲ
この程度で僕に勝てると思ってる脳みそに驚いたって言ってんだよ」

五条はそう言って目隠しを取った

ﾋﾟﾘ…

「そこの雑草会うのは3度目だな？ナメた真似しやがって」

ｰｰｰｰｰまずは、オマエから祓う(殺す)

「ほら来いよどうした？
逃げんなっつったのは、オマエらの方だろ？」

　

　

　
『それで？ネットで大立ち回りした結果は？』

「15万人はその場から減らせたけど、原宿あたりにまだいそうなんだよね」

『そうなの？日本の多文化？は凄いのね今度見てみたいわ』

「それはいつかねそれより、頼んでた件は？」

『あら、日本語で話してもいいの？』

「大丈夫防音結界張ってあるから」

『呪力の無駄遣い』

「そんな使わないから」

『まあ、いいわ答えはJein(ヤイン)よ』

「つまり…分からない？」

『ええ絶対にそうとは言い切れない』

「困ったなぁ…」

『日本には急いで向かうつもりよ』

「それはありがとう」

『親友の為ならどうってこと無いわ Herr(ヘル)五条にも挨拶したいものね』

「気が合うと思うよ」

『それは楽しみじゃあ、gute Jagd(武運を祈ってるわ)』

Aは通話を終えると、携帯電話を仕舞い、周囲に張っていた結界を解いた