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第六十七話 ページ23

ーーーーー2日後

「いやぁ〜指の呪霊だけじゃなくてさ 遺体を調べてビックリ!!
なんと例のブツの受肉体だったの
特級相当を各個撃破!! 今年の1年は豊作だね
僕の指導者としての腕がいいのかな」

五条は電話の相手にそう言いながら珈琲に角砂糖を恐ろしい程入れる

電話の相手は京都校の歌姫

『オフの日にアンタと長話したくないのよね 飲み会の幹事の件でしょ』

「どう? 目星はついた(・・・・・・)?」

全然(・・)
私含め、皆忙しいの どうする? 学生にも(・・・・)声かけてみる?』

「僕下戸だからノンアルでも構わないよ
引き続き(・・・・)声掛けよろしく」

五条がそう言って通話を終える

「(歌姫の周りは誰が聞いてるか分からないからな
内通者が学生ってのは考えたくないね)」

五条は携帯電話を操作する

「スズがいれば、内通者探しも楽になるのになぁ……何処に居るんだか…」

五条はそう呟いた

「(あの少年の話からして殺されてるなんてことはない……あくまで狙いは僕かスズの結界術……多分スズもそれを分かってて行った…とすれば、何か企んでるね、あの子)」

五条は携帯電話の画面に触れた

「それはそれとして…後は頼むよ 冥さん」

画面には振り込み完了の文字が表示された







 









「………不味くないけど、苦いわ」

Aは缶のブラックコーヒーを飲み、そう言った

Aが居るのは薄暗い部屋

「何故ここが分かった? 五条A」

部屋の奥から男の声が聞こえてきた

「君の呪力を辿ってきた」

「は?」

「実は私、術式が無い代わりに『天与呪縛』で呪力感知の感覚が鋭くてね
君の強大かつ広範囲に広がる呪力もしっかりと感じるわけ」

Aは部屋の主にそう言った

「………何をしに来た?」

「話をしに来たの………君でしょ? 交流会に特級呪霊を呼んだ内通者は」

「!?」

「ああ…安心して 別に報告したりなんてしないから」

「………どういうつもりだ?」

男はAにそう聞いた

「私と手を組んで」

「何…?」

「実は、君が『縛り』を結んだ男と同じ男に上手くやり込められてしまってね
私も『縛り』を結んでしまったんだ
でも、やられっぱなしは性に合わない…って事で、嫌がらせしてやろうと色々考えているんだ」

Aはそう言うと、男に近付き、目線を合わせた

「君だってアイツ等には色々礼をしたいんじゃないの?
京都校2年メカ丸の本体の与幸吉君」

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2020年12月28日 16時

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