【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈弐〉 (ページ22)

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第六十六話ページ22

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「………牽制が効いた…って言うよりは、あの2人に負けたってところかな」

Aは『細雪』を肩に担ぎそう言った

足元には呪霊だったモノがある

「それにしても、宿儺の指って呪霊を呼びつける力が凄い…そりゃあ、変なのも目を付けるわ」

そして、『細雪』を仕舞う

「(悠仁達がこっちに向かってきてる……今はまだ…ね)」

Aは森の奥へと歩いて行った

Aに祓われた呪霊達が消えた

「「ふ…伏黒？」」

2人は倒れてる(寝ている)伏黒に恐る恐る声を掛けた

ﾑｸｯ

「おっ戻ったか良かった無事で」

「「ビッビビったーっ！！
死んでんのかと思ったー！！」」

体を起こした伏黒に2人は大声でそう言った

「声量落としてくれ…頭痛い……(……？)」

伏黒は自身の体を見た

「(あれだけ掠り傷とかあった筈なのに…気のせいか…？)」

「宿儺の指持って寝こけるなよ」

「なんで指のこと知ってんだよ」

釘崎の言葉に伏黒はそう言った

「取り敢えず新田さんに連絡して応急で封印してもらわねぇと」

「俺食べようか？」

「残飯じゃねーんだよ」

悠仁は釘崎にそうツッコまれた

「お前の指のキャパはハッキリ分かってねぇんだ食うな
でも、一番元気そうなお前に渡す念を押すが食うなよ」

「(犬並みの理解力だと思われてるな)」

伏黒が悠仁の手に宿儺の指を渡すと

ｸﾞﾊﾟｯ

ﾊﾟｸｯ

悠仁の手に口が現れ、指を飲み込んだ

「「食うなっつったろ！！」」

「え俺！？」

「クラァッ！！お前らぁ！！」

橋の上から新田の怒鳴り声が聞こえてきた

「あ、新田さん」

「ブチ切れてるわね」

「じゃ、帰るか」

　

　

「あ……宿儺の指封印しとけば良かった…
まぁ、いっか恵と野薔薇が居るし、下手に取り込ませないでしょ」←