【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈弐〉 (ページ16)

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第六十話ページ16

悠仁達3人は、自宅マンションのエントランスで呪霊により刺殺されるという事件の調査に来ていた

ｰｰｰｰｰ埼玉県浦見東中学校

「「おっお疲れ様です！！」」

中学生である筈なのに煙草を吸っている二人の男子生徒は悠仁達を見るなり腰を90度に折り曲げた

「「卒業ぶりですね伏黒さん！！」」

男子生徒達の言葉に悠仁と釘崎は伏黒を見た

「俺、中学ココ」

「それも驚きだけどそうじゃねぇだろ」

「何したお前中学で何した」

伏黒は両脇から二人にそう責められた

そして、悠仁と釘崎は男子生徒に聞いた

「俺ら…って言うか、この辺の不良、半グレその他諸々、伏黒さんにボコられてますから」

その言葉に再び二人は伏黒を見る

「………ボコッ…た」

「なんでさっきからカタコトなんだよ」

「なにしてんの？お前何してんの？」

そして、伏黒はまた二人に両脇から責められる

「コラ！！何だ君達は！！
他校の生徒が入っちゃいかん！！」

すると、校務員の男ｰｰｰｰｰ武田ｰｰｰｰｰが悠仁達の所に来た

「入校許可は貰ってるっス」

「ああ君達がA君の…皆若いな」

「A？」

武田の口から出た名前に悠仁は首を傾げた

「A先輩は、此処の卒業生なんだよ………あと、不良だった」

「え…？」

「A先輩…来たんですか？」

「よく来るんだよ君が此処に居たときからね」

「そうなんですか」

「いや、そこじゃねぇだろ！！」

釘崎は伏黒に大声でそう言った

「そうだ！ A先輩が不良？絶対信じねぇからな」

悠仁も伏黒に言った

「いや、本当だまぁ…喧嘩はしなかったけど…」

伏黒はそう言って隣にいる武田を見た

「確かに喧嘩はしなかったけど……素行はねぇ」

「マジ？あんな優等生です感しかないのに？」

悠仁は修行に付き合ってくれたAを思い出しそう言った

「ちなみに、喧嘩をふっかけられなかったのは、体育の授業で柔道部の部長を気絶させたかららしいぞ」

「「……………」」

伏黒の言葉に二人は最早言葉を失った

「……本人に直接聞くまで信じないことにするわ」

悠仁は静かにそう言った

「それより伏黒君聞きたい事があるんじゃないのかい？」

武田は伏黒にそう聞いた