【名探偵コナン】 烏とダイヤモンド

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科学警察研究所・犯罪行動科学部

「ｰｰｰｰｰ犯行や犯行現場等から犯人像を推定するという行為は、現場の刑事達は、長年培ってきた経験と知識、そして、勘によって行っている
しかしこれらは、およそ科学的とは言えない
刑事達が持つ経験など個人の差が大きい 勘もそうだ 鈍い奴と鋭い奴では差は歴然…故に、行動科学を用いた犯罪者プロファイリングが捜査において重要である」

会議室のような場所で小鳥遊は、席に座る科警研の新人プロファイラー達に言った

「犯行の事前準備、犯行中の行動、犯行後の処理には、犯人の個性、性格が大きく関係している
これらを細かく分析することで、犯人の性別、職業、年齢等ある程度の特徴を推定することが出来る
君達の仕事は、プロファイリングによって捜査の効率化を図ること
私が科警研のプロファイラー育成を頼まれたからには、目指すべきは、プロファイリングの的中率100%
私も何時までも日本に居るわけではないので、厳しく行くぞ それが嫌なら今すぐ帰れ」

小鳥遊の言葉で、席を立つ新人プロファイラーは居なかった

それを確認すると、小鳥遊は口を開く

「では、基礎であるプロファイリングの手法についてだがｰｰｰｰｰ」




　




　





「ｰｰｰｰｰお疲れ様です、小鳥遊先生」

疲れ果てて机に突っ伏す新人プロファイラー達を横目に会議室を出た小鳥遊に、初老の男性が声を掛けた

「坂下所長 お疲れ様です」

「どうですか？ 今年の新人は」

「中々鍛え甲斐がありそうです」

「それはそれは」

「では、私はこれで失礼します」

「ええ ありがとうございました」

坂下との挨拶を終え、小鳥遊は科警研を出る

すると、携帯電話が着信を告げた

「何？ 張さん」

『嬢 作戦会議だ』

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