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ｰｰｰｰｰ
東京都内某所
地上30階建て、機械式地下駐車場、万全のセキュリティ完備を謳う高級タワーマンション
1階の共用部には25mプールとスポーツジム、最上階の30階にはバーラウンジがある
また、1階には優秀な整形外科医が診察室を持っている
その地下
そこには公には存在しない階層が存在していた
ある特定のIDカードが無ければ、その階層までエレベーターが動くことはなく、仮にそれを入手し、その階層まで辿り着いたとしても、厳重なセキュリティが行く手を阻む
セキュリティを突破した先にあるのは、とある組織の拠点
壁掛けの巨大モニター
モニター正面のL字のワークデスクが4脚
黒を基調としたカウンターキッチン
ローテーブルを囲うコーナーソファーと1人掛けソファー
更に地下へと続く階段がある
そんな地下室に、
室内には既に、3人の人物が居た
その内の1人は、小鳥遊だった
「よく抜け出せてきたな」
「1時間なら上手いこと誤魔化せます」
男の言葉に
「ボスからの命令だ
FBIの被害を抑えろ 奴等の好きにはさせるなってな」
「なら、作戦は例の通りに？」
小鳥遊が男にそう確認を取る
「ああ」
「お前達、モニターを見ろ」
黒がかった銀髪の男がモニターにFBIが使用している暗号を表示させた
「新しい暗号だな」
「まだニュースになっていないから不思議ではないな」
「いえ…FBIは先刻発見された遺体が自分達の仲間であることを知っている筈です」
「何？」
「転落死した捜査官から、IDを抜き取った少年が居るんですよ
その少年は、FBIとコンタクトが取れる」
「…成程 この暗号は奴等を誘い出す罠…考えたじゃねぇか」
「場所は、果出風町1-4の駐車場に1時間後
Aのセダンなら30分は掛からないな」
サングラスの男は関心し、銀髪の男はそう言った
「……ねぇ この暗号…前の2つと何か違う気がするんだけど」
モニターを見つめていた小鳥遊がトレードマークとも言えるグレーのカラーレンズ眼鏡を額に上げてそう言った
「そうか？」
「文章もおかしくはないが…」
「そこなんだけよ 自分でも何に引っ掛かってるか分からなくて…」
「ｰｰｰｰｰ“ＨＵ”と“ＦＵ”」
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朱鷺の砂(プロフ) - ベルモットさん» コメントありがとうございます。政治分野は専門ではありませんが、勉強をしています。コナンはリアルな部分が多い作品なので、そこに沿いつつフィクションを入れています。 (5月23日 14時) (
レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初コメです。政治的な知識が豊富な夢小説で興味深いです。もしかして政治のお勉強をされているのですか。 (5月23日 11時) (レス) @page23 id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2022年4月29日 22時
