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第1幕 ページ1

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コンテナ埠頭

夜も更けたそこに集う黒ずくめの人物達

ジン

ウォッカ

ベルモット

バーボン

キール

キャンティ

コルン

酒の名を与えられた構成員達が埠頭のコンテナ倉庫に集まっていた

「呼び出したのは例の件ですか?」

バーボンがコンテナに寄り掛かるジンにそう聞いた

「ああ」

「GCの事ね」

「今回は、とんだ大物ね」

キールとベルモットがそう言った

「場所は送った通りだ」

「でもどうやって?
警備はDJの比じゃないはずよ」

キールがジンにそう聞いた

「事が終わったら、彼の前で彼の奥方に扮した私が血だらけで倒れるのよ
正義感の強い彼なら我先に駆け寄ってくるはず…そこを仕留めるのよ
その後、予め仕掛けた爆弾を爆発させ、私が逃げる隙を作る」

「成程…」

「アンタが逃げるのに失敗したら、アタシがアンタの頭を吹き飛ばしてあげるよ」

ベルモットの作戦にバーボンは頷き、キャンティは興奮気味にそう言った

「頼んだわ」

キャンティの言葉に笑みを浮かべてベルモットはそう言った

「…!」

すると、ベルモットの携帯電話が着信を告げた

非通知設定の番号に怪訝そうな顔を浮かべると、その電話を切った

しかし、同じく非通知で再び電話が掛かってくる

その様子に他の構成員達は疑問を抱く

何度切っても掛かってくる電話に根負けしたベルモットは電話に出た


『その警戒心は称賛に値しますよ ベルモット』


「!?」

機械合成された声でそう言った相手に、ベルモットは目を見開いた

しかし、彼女が知る(モノ)とは違う

「………」

ベルモットは、携帯電話を耳から話すと、電話をスピーカー状態にした

「要件は?」

『少々、気になる話を聞きましてね』

「!?」

ベルモットの携帯電話から聞こえてくる声にジンもまた目を見開いた

「気になる話?」

『貴方方が、日本で彼の国の要人暗殺を企てているという他愛も無い噂です』

「「「「「!!」」」」」

その言葉に全員が驚きを露わにした

・→



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朱鷺の砂(プロフ) - ベルモットさん» コメントありがとうございます。政治分野は専門ではありませんが、勉強をしています。コナンはリアルな部分が多い作品なので、そこに沿いつつフィクションを入れています。 (5月23日 14時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初コメです。政治的な知識が豊富な夢小説で興味深いです。もしかして政治のお勉強をされているのですか。 (5月23日 11時) (レス) @page23 id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2022年4月29日 22時

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