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「有馬さんにとって、お姉ちゃんはどんな人だったんですか？」
「……Aか……そうだな……優秀な…否、恋人か」
金木の問いに有馬はそう答えた
「恋人…なら、どうしてこんな…！」
「…………………10年前…Aは和修家によって…“半喰種”となった」
「…！！」
金木は目を見開いた
「だが、お前とは違い“失敗作”だ…
和修の喰種の臓器を移植された……だからゲートを通過できた…」
「……！」
「Aの寿命は…その手術により…俺ほどではないが短くなっている…彼奴が言うにはあと10年…」
「10年…？」
有馬の言葉に金木は動揺を隠せないでいた
「…………………16年だ……俺とAが一緒にいた時間は…お前が本来Aと過ごすべき時間だった…
俺が…和修が奪ってしまった時間を…お前に返したい」
「………………………お姉ちゃんの料理は…美味しかったでしょう？」
金木は穏やかに微笑んで有馬に聞いた
「……あぁ
矢張り……笑った顔が似ているな…」
有馬の言葉に金木は再度微笑むと、真剣な表情で有馬に聞いた
ｰｰｰｰｰ有馬さんは僕に何を望むんですか
「お前が…俺を殺したことにしてくれ カネキケン」
「！？」
金木は困惑の表情を浮かべた
「俺が…何を望んだか…それはすぐにわかるはずだ…
………………………頼む…お前にしかできない事なんだ」
「………………………わかりました、僕があなたを殺した」
「……………ありがとう……」
金木の返答に有馬は言った
「俺は…ずっと……嫌だった」
ｰｰｰｰｰ奪うばかりの
「…やっと……なにかのこせた気がする…」
有馬の頬を涙が伝った
誰よりも死を欲していたのはｰｰｰｰｰ
「あ…っ…有馬さんッ……！！！！」
「……ハ………イ……」
死神自身だったんだ
「…………………」
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ゆない(プロフ) - 更新待ってます！有馬さんの生存イフも見たいです！ (2023年2月7日 0時) (
レス) @page42 id: 2603f7f86d (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2022年7月24日 20時) (レス) @page42 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
神代優花 - 面白い〜更新がんばれ(ファイト〜いっぱっつ！) (2021年10月3日 8時) (レス) @page37 id: 5b5a130973 (このIDを非表示/違反報告)
fine - 凄く面白かったです！更新待ってます (2021年3月30日 13時) (レス) id: f39a1029ce (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2021年1月30日 11時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2020年9月5日 14時
