第二百八十七話 ページ3
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ホテル・ロビー
コロニー内にいた非術師達8名が避難してきていた
2人の怪我人を介抱する女医
啜り泣く女を慰める男と青年
2人のホテルマン
ﾊﾞﾝｯ
「「「「「「！？」」」」」」
大きな音を立てて、鍵が掛かっている筈の扉が開いた事に、彼等は驚きを露わにする
「あ！ おかあさん！おとうさん！おにいちゃん！！」
非常口の扉から飛び出してきたのは小さな女の子
「華鈴！？」
啜り泣いていた女が勢いよく抱き着いてきた
「良かった…！ 本当に良かった…！！」
華鈴の母親は、涙を流しながら華鈴を強く抱き締める
彼女を慰めていた男も涙目になりながら
「でも華鈴 どうやって此処に？」
華鈴にそう聞いた
「あのね！ Aおねえちゃんがたすけてくれたの！」
「Aおねえちゃん？」
男が華鈴に聞き返すと、華鈴は母親の腕から抜け出て、非常口の方へと走っていった
非常口の扉を「加減を間違えた」と言いながら見ているAの手を華鈴は引っ張った
「！」
「Aさん！？」
華鈴が近づいた相手を見て、青年が大声を上げた
「？……あぁ…おにいちゃんって、出水君の事だったのか」
Aは青年を見てそう言った
「？ 翔、知り合いか？」
男が青年にそう聞いた
「あぁ…うん
中学の時のクラスメイトで剣道部
まぁ、部活は部員が少なかったから名前だけ借りたんだけど…」
Aは華鈴に引っ張られるまま、彼等のもとに来た
「何にせよ、娘を助けて頂きありがとうございました」
「成り行きなので、気にしないでください」
母親の謝礼にAはそう返す
「Aさん、ありがとう」
「礼はいいって」
出水の礼にAはそう言った
「あのね、おにいちゃん！
Aおねえちゃんね、すごいんだよ！
あのオバケをバッて倒しちゃうの！
それにね、高いところをウサギさんみたいに飛ぶの！」
華鈴が興奮気味に出水にそう言った
「そっか………え？」
華鈴の言葉の意味を時間を掛けて理解した出水はAを見た
Aは何のことだと言わんばかりに肩をすくめた
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A(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませてもらってます！ 落ちは決まってますか？狗巻棘落ちだと嬉しいです。 (11月18日 16時) (
レス) @page25 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 秋美さん» ありがとうございます、返信遅くなりました。渋谷事変始まりましたね！推しが…！！大変だ…！！ (これから更新ペースが少し上がるかもです。良かったら楽しんでください！) (9月25日 14時) (レス) id: 8cdf08c5b6 (このIDを非表示/違反報告)
秋美(プロフ) - もうすぐ渋谷事変が始まりますね、、、！それに乗じてこの作品を見返しにきました！！！更新いつまでも楽しみに待ってます！！！！番外編の方も作者様のペースで更新待ってます！！！！！ (8月25日 17時) (レス) id: 651af2d60e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2022年2月28日 6時
