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第二百九十四話 ページ11

「ハァ…ハァ…」

Aは身体に突き刺さった包丁やハサミを引き抜くと、傷を反転術式で治療した

治療を終えるとほぼ同時に降り注ぐ金属片の雨

ガキンガキンガキン

それらを結界で防ぐ

最上の姿は見えない

「(彼処か…)」

Aはある建物の屋上を見た

「(大通りに出るか…路地に留まるか…)」

そして、Aは大通りに出ると、『細雪』を建物の屋上に向かって振った

呪力の斬撃が、建物の屋上を斬る

「そういう使い方も、あるんだな」

最上の声が背後からする

ガキンッ

『細雪』と『叢雨』がぶつかる

「磁力による反発を利用した高速移動…」

「正解」

2人はお互いに押し合い、距離を取った

すぐにAに車や金属片が襲いかかる

それら全てをAは結界で防ぐ

「(此奴を倒さないと…)」





防いでばかりでは、勝てはしないぞ





「(お節介な“吸血鬼”だな…でも…)」

Aは以前言われた事を思い出した

そして

キンキンキンッ

結界を解き、金属片を『細雪』で弾き返した

捌ききれない金属片が、Aの肌を抉る

「…何故結界を解いた?」

最上がそう聞いた

「私の“師匠達”は怖いんだ
こんな馬鹿げた戦い方をしていては、いつ怒鳴られるか分かったもんじゃない
それに、こんなに消耗戦…お前だってつまらないだろ?」

Aはそう言うと、『細雪』を構えた

「もう“あの結界は使わない”」

「(…! 俺相手に防御を棄てるってのか!?)」

「先刻、蹴り飛ばされた分と刺された分の礼は、しっかりと返させてもらうよ」

そして、最上へと一直線に飛び出した

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A(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませてもらってます!  落ちは決まってますか?狗巻棘落ちだと嬉しいです。 (11月18日 16時) (レス) @page25 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 秋美さん» ありがとうございます、返信遅くなりました。渋谷事変始まりましたね!推しが…!!大変だ…!! (これから更新ペースが少し上がるかもです。良かったら楽しんでください!) (9月25日 14時) (レス) id: 8cdf08c5b6 (このIDを非表示/違反報告)
秋美(プロフ) - もうすぐ渋谷事変が始まりますね、、、!それに乗じてこの作品を見返しにきました!!!更新いつまでも楽しみに待ってます!!!!番外編の方も作者様のペースで更新待ってます!!!!! (8月25日 17時) (レス) id: 651af2d60e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2022年2月28日 6時

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