【名探偵コナン】烏とダイヤモンド〈4〉

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着いたのは高層ビルだった

「ビル…？」

「着いてきて
くれぐれも離れないように」

小鳥遊はそう言うとビルの中へと入って行った



エレベーターに乗り込むと、最上階のボタンを押した

「真冬さんは…事件の真相に気付いたから殺された？」

言峰が小鳥遊にそう聞いた

「私的には、被害者の彼女達が打った手を考えたのが西条真冬だと思うけど」

「え？」

「彼女の為人は、貴方達の方がよく知ってる筈」

「…………」

言峰は無言で十七夜月(かのう)を見た

「……確かに、姉さんの考えそうなことだ」

ｳｨｰﾝ

エレベーターの扉が開いた

通路を進み、非常階段を登る

扉を開けると、屋上に出た

「！？」

「！」

そこには、明らかに軍用のヘリが停まっていた

小鳥遊は、ヘリの近くに立っているフレッドの元へと向かった

「ヘリって…正気！？」

「仕方ないでしょ
貴方達パスポート持ってないんだから」

驚きの声を上げる言峰に小鳥遊はそう言った

「サーガは？」

「もう中にいる」

「そう…もう出発できる？」

「問題ない」

「分かった」

小鳥遊はそう言うと、十七夜月(かのう)達にヘリに乗るよう言った

ヘリに乗り込むと、サーガが仙波の口を背後から布で覆った

「！？」

「ちょっと…！」

「命令通り気絶させた」

「あぁ 監視は任せる 殺すなよ」

サーガの言葉に小鳥遊がそう返すと、サーガは気絶した仙波を抱えて貨物室に入って行った

「どういうつもり？」

「どういうつもりも何も、このヘリは軍用
軍事機密を晒せる訳無いでしょ 本来なら、貴方達だって日本に着くまで目隠しをしなきゃいけないんだから」

小鳥遊はそう言うと、シートに腰掛けて、ベルトを付けた

「もうすぐ離陸するから座って」

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