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ISRT拠点
「まさか、FBI捜査官がカジノで情報を売っていたとは…」
通話を聞いていた
「あの様子だと、組織がどうこうというより、ただギャンブルをする金が欲しかっただけのようだった」
「アイツが今までカジノに出入り出来たのも、情報を買った側に売った側の素性が知られてなかったからだ
それに、今までのアイツが売った情報は、警察なら調べようと思えば誰でも調べられるもので、必ずしもFBI捜査官と断定は出来なかったからな
組織の連中も、どっちかと言うと情報の口止め目的でカジノに出入りしてただろうな」
直接そのカジノに行き、ジョンにギャンブルをけしかけた2人がそう言った
「でも、驚いたね
そのカジノの支配人…元はラスベガスに居た凄腕のイカサマ師で、ボスが現役時代に更生させた協力者だったとは」
全く何者なんだかと李は言って、珈琲を飲んだ
「『ファジーネーブル “オレンジジュース抜き"』なんて変に目立つ暗号だなと思ってたけど、アレ、ジョンだけに教えてた暗号なんでしょ?」
小鳥遊が張にそう聞いた
「そうだ
俺達が奴に気付くより先に、ボスは支配人からの報告で事態は把握していた
その上で、良い使い時まで取っておいた…ウチのボスは怖いな」
張の言葉で以前、
そして、ボスには組織にいる時から目をつけられてたみたいだと小鳥遊が言ったことも
「それで、ボスはどこまでFBIに教えるつもりなの?」
小鳥遊は張にそう聞いた
「公安と同じくらいの情報だとよ」
「つまり、大して教えないって事ですか」
張の言葉に
「そういや、公安はどうなんだ? 戻ったんだろ?」
「どうって…降谷君の気が矢鱈立ってますね
組織のこともそうですが、狐のこともかなり引っ掛かってるみたいで」
「へぇ… 嬢の事は何か言ってるか?」
「降谷君個人としては、かなり怪しんでいるようですが、立場上、捜査に乗り出すことはしないと思います
Aさんについていた尾行も、すべて外させました」
「良かったね、嬢さん」
「本当に 公安が1番諦め悪かったんだよね」
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朱鷺の砂(プロフ) - マヤさんさん» ありがとうございます! (1月11日 20時) (レス) id: 8cdf08c5b6 (このIDを非表示/違反報告)
マヤさん(プロフ) - 成程、そういう感じなんですね!これからのストーリーがどうなっていくのか楽しみにしてます!烏とダイヤモンドはとてもリアリティがあって大好きな小説で、今まで見たことなかったすごい作品だなと思って読んでます。これからも応援してます!! (12月26日 18時) (レス) id: f25d166046 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - お手製ですー!さん» 2人の関係性だと、2人の出会いをまだ書いてないので詳しく言えないですが、コナンと灰原の相棒という関係性を軸にしてたりします。小鳥遊ちゃんは、灰原と通づるモノがあるので。細かい設定を書けば分かりやすくなるかも知れないのでキリが良い所で書こうと思います。 (12月19日 21時) (レス) id: 8cdf08c5b6 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - コメントありがとうございます。返信遅くなりすみません。質問についてですが、雪夜君は見た目が爽やか系なので、強いて言えば福士蒼汰さん似です。小鳥遊ちゃんが誰に似てるは難しいですね。ハーフなので。中条あやみさんとかかな? 多分… (12月19日 21時) (レス) id: 8cdf08c5b6 (このIDを非表示/違反報告)
お手製ですー! - 小鳥遊はなんとなく想像がつくのですが、十七夜月はドラマ"相棒"の神戸 尊さんの感じなのかなと想像してます。ドラマやアニメで二人のキャラと関係性がぴったりのがあれば教えてください。 (10月21日 21時) (レス) id: 34ae372afa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2023年8月27日 23時