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お手上げというように目暮と高木は肩を落とした

「毛利君 何か分かったかね?」

目暮が小五郎にそう聞いた

「分かりましたよ警部殿!」

「本当かね!?」

大声でそう言う小五郎をコナンや安室、十七夜月(かのう)は見た

小鳥遊も視線だけを動かした

「犯人は、張社長 貴方です!」

「はぁ?」

「「?」」

小五郎の言葉に張だけでなくグレイと小鳥遊も困惑した

「毛利君 彼には動機が…」

「そこですよ
産業スパイの件を明るみにすることで、自分から容疑を逸したんです
口紅に付着した毒については、警察が試作段階の商品に毒なんて盛るわけがないって考える心理を逆手に取ってね」

「な、成程」

「恐らく張社長は、御堂社長の“愛人”だったんです」

「「Ouais? (ん?)」」

小五郎の突拍子もない言葉に、小鳥遊とグレイから思わずフランス語が出た

「愛人として彼女の気を引き付ける間に、情報を盗み出すよう皇社長達に指示を出したていたんです」

「ということは、産業スパイの黒幕…!?」

「愛人であれば、毒を盛るのも新商品の情報を得るのも簡単だ
しかし、予想外なことに御堂社長が産業スパイの事実に気付き、証拠を掴んでいた
バレたら困るアンタは、御堂社長を殺そうと考えた 違いますか?」

自身あり気に小五郎は張を見た

「何処の安い昼ドラですか? それ」

そんな小五郎に流石の十七夜月(かのう)もツッコまざるを得なかった

「や、安い昼ドラて…」

「……ハァ…」

黙って聞いていた張は溜息を溢した

そして、ソファーから立ち上がると小五郎を見下ろした

肉付きは良いが、決して体のラインが太くなく、190cm近くある長身

雑誌のモデルと言われれば疑う人は少ないだろう

若くして企業を立ち上げ、世界の有名な企業家達の仲間入りを果たした凄腕企業家という“表の顔”

「もし俺が犯人なら、嬢……Aをクビにする所から始まるな」

「え?」

どういう意味だと小五郎は聞き返す

「探偵のくせに、そんなことも知らないのか」

呆れたと張はそう言うと、小鳥遊の肩を掴んで抱き寄せた

「!」

「此奴は、ただの学者じゃない」

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朱鷺の砂(プロフ) - お手製おにぎりどうぞ!!さん» ご質問の文章の書き方ですが、私は背景とかキャラの動作とかにこだわりがあるので、それを全面的に出すために三人称視点で書いてます。あと誰のセリフかが分かりやすくなりますし。こんな感じですが私の書き方が参考になれば良いです。頑張って下さい。 (2022年11月24日 22時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - お手製おにぎりどうぞ!!さん» 感想ありがとうございます! 楽しんでいただけているようで嬉しいです!! (2022年11月24日 21時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
お手製おにぎりどうぞ!! - 一つ質問なのですが、どうすればリアル感のあるカッコいい文章の書き方ができるのでしょうか?私も別サイトで小説を書いていますが、どうしてもうまくいきません。 (2022年11月21日 20時) (レス) @page2 id: 3461c24d3b (このIDを非表示/違反報告)
お手製おにぎりどうぞ!! - この小説全て読みました!読んでいて他の作品にはない面白さと文章の書き方があって、まるでコナンの世界に自分がいるみたいでした! (2022年11月21日 20時) (レス) @page2 id: 3461c24d3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2022年11月18日 16時

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