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ページ25

創立記念の式典までは、あと30分程ある

「嬢 お前を数分間1人にする」

「彼の出方を見る?」

「ああ
奴がどっちの立場で接触するのか…それ次第で此方の作戦が決まる」

「分かった」

張とグレイが会場を一時後にするのを見送った小鳥遊は、壁際に置かれたソファーに腰を下ろした

しかし、張の予想は外れ、安室ではなくコナンが来た

「こんにちは、小鳥遊さん」

「君は…あの時の」

「張って社長さんと一緒に来てたみたいだけど…」

「あぁ…張さんの会社の企業兼防犯コンサルタントだから」

「へぇ〜」

コナンがそう言うと、

「うわっ!?」

突然コナンは小五郎に襟を掴まれ、蘭に押し付けられた

「これは大変失礼いたしました
私、名探偵の毛利小五郎と申します 以後お見知りおきを」

そう言って小五郎は小鳥遊に名刺を差し出した

「はあ…?」

「ちなみに貴女のお名前は?」

「あぁ…失礼
小鳥遊Aです 犯罪心理学者で、張社長の企業及び防犯のコンサルタントをしています
そちらの少年とは、以前事件の現場でお会いしました」

誰かを真似た丁寧な口調で小鳥遊は小五郎に言った

「犯罪心理学者ですか…!」

「確か、犯罪心理学界では知らない人が居ないと言われる程有名だとか」

安室が小鳥遊にそう言った

その目は小鳥遊の一挙一動を見逃さまいとしている

「いえ、そんな…」

「僕、拝読しましたよ 貴女の論文
とても興味深かったです」

「おや…一般人に読まれているとは思いませんでした」

隠す気がないのかと思う程に安室の目は鋭かった

「特に印象に残ったのは…“爆弾魔の心理”についての論文」

安室の言葉にカラーレンズ眼鏡の奥で小鳥遊の目付きが変わる

「ーーーーー」

「ーーーーーA」

「!?」

背後からの声に安室は目を見開いて振り返った

そこには、グレイが居た

「そろそろ始まるようそうだ、社長の所に行くぞ」

「…分かった」

小鳥遊はそう言うとソファーから立ち上がると、グレイと張の元に向かった

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朱鷺の砂(プロフ) - お手製おにぎりどうぞ!!さん» ご質問の文章の書き方ですが、私は背景とかキャラの動作とかにこだわりがあるので、それを全面的に出すために三人称視点で書いてます。あと誰のセリフかが分かりやすくなりますし。こんな感じですが私の書き方が参考になれば良いです。頑張って下さい。 (2022年11月24日 22時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - お手製おにぎりどうぞ!!さん» 感想ありがとうございます! 楽しんでいただけているようで嬉しいです!! (2022年11月24日 21時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
お手製おにぎりどうぞ!! - 一つ質問なのですが、どうすればリアル感のあるカッコいい文章の書き方ができるのでしょうか?私も別サイトで小説を書いていますが、どうしてもうまくいきません。 (2022年11月21日 20時) (レス) @page2 id: 3461c24d3b (このIDを非表示/違反報告)
お手製おにぎりどうぞ!! - この小説全て読みました!読んでいて他の作品にはない面白さと文章の書き方があって、まるでコナンの世界に自分がいるみたいでした! (2022年11月21日 20時) (レス) @page2 id: 3461c24d3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2022年11月18日 16時

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