幼稚園 ページ4
〜 中也side 〜
あの忌々しい額打ち付け事件(？)から2年が過ぎ、俺たちは幼稚園に入園することになった。
ほんと早ェよな。時の流れって。←
周りでは、母親とは慣れなければいけなくなる子供たちが泣きわめく声しか聞こえない。
正直煩い。←
治「うぅ.....。」
中也「治、大丈夫？」
治「うん.....。」
あれからほとんど話せるようになった俺達。
流石に苗字で呼ぶのは変なので、俺は下の名前で呼んでいる上、口調も直している。
考えたのは太宰だ。
俺は面倒見のいい兄役、太宰はひ弱な弟役。
実際事細かに決めたのだが、話すと長くなるのでやめておく。
太宰いわく、天使キャラというものを演じなくてはいけないらしい。
おかげで母さんがカメラを手放さないようになってしまった。←
母「中也、治！こっち向いて〜！」
中也「ママ、もう行ってもいい？」
治「ママ.....まだ？」
結局それから20枚近く撮られた後、ようやく解放された。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
兄役を演じることが、大変だという事を知ったのは入園してからすぐの事だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
幼稚園では、基本何人かのグループで遊ぶらしいが、太宰も俺もその中に入る気はなかったので、いつも二人で遊んでいた。
中也「これがここで.....これはこっちに入れるのか？」
今俺が読んでいるのは、フランスの歴史書物だった。
勿論言葉はわからないので辞書も持っている。
そのとき、横で遊んでいた太宰がカクンカクンと船を漕いでいるのに気づいた。
中也「眠い？」
治「ん.....ぅ。ちゅ、や。」
中也「ほら、こっち。」
太宰を膝に寝転がらせると、すぐに規則正しい寝息が聞こえてきた。
暫くそのまま本を読んでいると、一人の園児が寄ってきた。
男子「なによんでるの？」
中也「フランスの本。」
男子「あっちであそばないの？」
中也「ここにいる方がいいから。」
そのあとも何かしら園児たちに付きまとわれた。
そして何より昼寝の時間が一番大変だった。
先生「みんなお布団はひけたかな？」
先生が昼寝の準備を促すと、またしても俺らの周りには人が群がった。
女子「私治君とお昼寝する！」
一人がそういいだせば、また一人、また一人、と同じことを言い始める。
しかし、ここで大変なことが起きてしまった。
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革ベルト
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珈琲(プロフ) - 凄く面白いです！!続き期待しています！! (2020年6月1日 14時) (
レス) id: 4e56f3a5fd (このIDを非表示/違反報告)
JnzvzUIk15F4UH1(プロフ) - 凄く面白かったです。続き楽しみにしてます！ (2019年4月9日 22時) (レス) id: de9c5bfd29 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - 凄く面白いですね！！お母さんのキャラが良すぎて好きです(笑)更新頑張って下さい！ (2018年11月2日 6時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 久しぶりですね。ヒロアカに関してはなるべく原作通りに進めたいと思ってます。やっと原作手に入れたのでこれからもよろしくお願いします。ご指摘など、このコメント欄にてお願いします。 (2018年10月19日 23時) (レス) id: 07ee5ba6e1 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ニャー吉様、有難うございます。兄弟設定って本当においしいですよね.....。これからも頑張ります！ (2018年3月22日 13時) (レス) id: 07d4a2e812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月16日 17時
